「バイクは救急車ではない」を覆す 消防の歴史を変えた“東久留米のネイキッド赤バイ”

東京消防庁の東久留米消防署が平成初頭に導入した赤バイ。この車両は日本の消防史に重要な足跡を記した存在でした。画期的だったオリジナル赤バイの経緯と、阪神淡路大震災での活躍をひも解きます。

独自性が強かった東久留米の消防体制

 バイクはその機動性から、緊急出動する消防車両として災害時などに活躍しています。東京消防庁が運用する「クイックアタッカー」を始め、いわゆる「赤バイ」と呼称されるものですが、その有用性が広く認められるに至った背景に、東京のいち消防署が大きく関係しています。

 その消防署は、東京都東久留米市を管轄区域として受け持つ東京消防庁の東久留米消防署です。同署がかつて、一風変わった運用を行っていた赤バイが、消防の歴史を変えました。それは「救急車」としての運用。当時を知る関係者に話を聞いてきました。

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東久留米市消防本部(当時)が1993年に導入した救急用自動二輪車、通称「パルペア」。スズキのGS400Eがベース(画像:東京消防庁東久留米消防署)。

 対応してくださったのは、佐山守夫さんと川口幹夫さん。佐山さんは1975(昭和50)年、川口さんは1年早い1974(昭和49)年から消防職員として活動してきた経歴をお持ちの方です。

 東久留米消防署は、いまでこそ東京消防庁第八消防方面本部に属していますが、2009(平成21)年度末までは東久留米市消防本部として独立した別組織でした。そのため、昭和の時代には自前でホンダドリームCB350の二輪消防車、通称「赤バイ」を整備し運用していたそうです。

 この赤バイは1980年代前半に運用を終了しますが、東久留米市消防本部は、ほどなくして新たな二輪車を導入し、赤バイを復活させます。それが、CB350が姿を消してから約10年後の1993(平成5)年3月に、全国で初めて運用を開始した「救急用自動二輪車」でした。

【フツーはオフ車、じゃない!】東久留米や東京消防庁の各種赤バイたち

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コメント

1件のコメント

  1. 何年か前の雪の日に、救急支援なのか東京日野署の消防車が町田市に現れてびっくりしました。車種はHINOではなかったように思いますが…

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