ディーゼルは今買うべきなのか? 燃費◎で力もある環境車 逆風の中で未来はあるか
メリット多大なディーゼル でも結局はコスト…?
それを考察する前に、ディーゼル・エンジンとは、どのようなものかどうかを振り返ってみましょう。
まず、ディーゼル・エンジンの良いところは何でしょうか。ざっと挙げれば、以下のようになります。
・低回転で大きなトルクが出る=大型で重いクルマに向いている。
・トルクが大きいから、低回転でも高速走行ができる=高速巡行中のエンジン回転数を低く抑えることができる=快適。
・燃費向上の余地が大きい。
・原油を精製する過程で、軽油ができるので、それを使わないのはもったいない。
・軽油は安くて経済的。
続いてはデメリットです。
・排気ガスをきれいにするのが大変=浄化装置が必要で、お金がかかる。
・不快な音や振動が大きい=対策にお金がかかる。
・現状の燃費性能では物足りない=さらなる性能向上が必要。
ちなみにディーゼル・エンジンの燃費性能向上の方策にハイブリッド化があります。ガソリン・エンジンと同様にディーゼルもハイブリッド化すれば、飛躍的な燃費性能向上が期待できるのです。
ただし、もともとディーゼル・エンジンは高いという悪条件があり、それにさらにハイブリッド化をすれば、もっと高くなってしまいます。つまり、ディーゼル・エンジンの最大の問題は“高コスト”ということでしょう。
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