「ピーキー過ぎて使いづらい」軍用機5選 使いこなせるのは選ばれし者のみ!

おおよそ兵器というもののは、誰にでも操縦や運用ができるよう作られます。比較的人を選ぶ航空機もしかり。しかし時々、必要に駆られ、ある程度のリスクに目をつぶり、特定の任務特化で扱いの難しい航空機が作られてしまうことがあります。

飛ばすだけでひと苦労! 「ブラックバード」ことSR-71

 前記したU-2がソ連領内で対空ミサイルに撃墜される事件を経て、「じゃあミサイルが追い付けないほど速いスピードで偵察すればいい」と開発されたのが、アメリカ空軍の「ブラックバード」ことSR-71です。同機は高度1万m以上の上空を最高速度マッハ3で飛行するという、偵察機としては過剰なほどの性能を持った機体でした。

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SR-71「ブラックバード」(画像:ロッキード・マーチン)。

 操縦するのは過酷で、U-2と同様にパイロットは宇宙飛行士と同じような与圧服を着た状態での搭乗でした。さらに低速性能などを全く考慮していないため、低速安定性が非常に悪く、着陸時は事故の可能性がほかの偵察機より格段に高かったといわれています。

 しかも飛ばす際はパイロット以外も大変でした。「マッハ3の環境で正常」になるように設計された機体は、高速飛行がもたらす高熱でチタン合金ボディーが伸びて正常になるというもので、地上では燃料タンクに隙間があり、燃料がダダ漏れになるため、燃料を満タンにせず離陸後に空中給油を行う必要がありました。飛行中は空気との摩擦でコックピットも高温になるそうで、食事も与圧服を着た状態でチューブからとります。

 加えて、耐熱性を持たせるためオイルなどは地上では個体となっており、それらを液体にするために約1日を要するなど離陸準備は大変で、「ブラックバード」が出動する際には、スペースシャトルの打ち上げと同じくらいの手間をかけて準備されていたそうです。

 パイロットもまさに選ばれし者で、ネットメディア「GIZMODO」の元パイロットへのインタビュー記事によると、配備から退役までに約90人程度しかいなかったとのことです。結局、東西冷戦の終結とともにここまで過剰にコストのかかる偵察機は不要と判断され、先に作られたU-2よりも早く、1990年代末には退役しています。

史上最多撃墜のエースとその乗機

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コメント

4件のコメント

  1. 珍迷機F7Uカットラスがランクインするならば、P-55アゼンダーや特攻専用機「剣」とか寄生戦闘機XF-85ゴブリンなんかも選から洩れたのでしょうね

  2. 空気との摩擦…

    うーん

  3. Ju87Gは、1門で12発、2門合計24発、たったの12回の射撃で敵戦車を撃破することを求められていたわけで、かなり決死の覚悟で挑んだ事が伺えます。

  4. U2が落とされたのはキューバじゃないの?

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