「ピーキー過ぎて使いづらい」軍用機5選 使いこなせるのは選ばれし者のみ!

おおよそ兵器というもののは、誰にでも操縦や運用ができるよう作られます。比較的人を選ぶ航空機もしかり。しかし時々、必要に駆られ、ある程度のリスクに目をつぶり、特定の任務特化で扱いの難しい航空機が作られてしまうことがあります。

少しの操作ミスで失速する偵察機 U-2

 2022年現在も現役であるU-2は、操縦が難しいことで有名なアメリカ空軍の偵察機です。

 なぜそこまで難しいかというと、高度2万mからの長時間偵察飛行を行うための機体の構造そのものが原因です。軽量化を徹底した結果、降着装置が胴体前部と後部の2か所にしかないため、離陸時には翼の両端に地上から離れる際に外れる補助輪をつけ滑走します。

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アメリカ空軍のU-2偵察機(画像:アメリカ空軍)。

 着陸時はもっと大変で、主翼方向はおろか前方さえも長いノーズのせいで視界が遮られるため、地上で待機していたチェイスカーによる着陸のサポートが必須となっています。

 しかも、高高度に上がって偵察任務をしているあいだも、機体構造が脆弱なため、スピードを上げすぎると機体が自壊する危険があり、失速ギリギリで上昇しなければならない必要があります。さらに、こうした難しい操縦を、宇宙飛行士と同じような与圧服を着用して行う必要があるというオマケ付きで、この機体を飛ばせるパイロット資格を得た者は1955(昭和30)年の初飛行以来、わずかしかいません。

燃料が危険すぎ! 帰りの操作性も最悪なMe163

 第2次世界大戦中にメッサーシュミット社が開発しドイツ軍が実戦投入した、現状、航空機史上唯一の実用ロケット推進戦闘機であるMe163は、「恐怖の彗星」と呼ばれました。しかも、敵ではなく味方のパイロットたちにです。

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Me 163「コメット」(画像:Bundesarchiv、Bild 146-1972-058-62/CC-BY-SA 3.0、CC BY-SA 3.0 DE〈https://bit.ly/3gYuIYa〉、via Wikimedia Commons)。

 というのも、推進剤の燃料としてヒドラジンなどの劇物を搭載しており、これが非常に爆発性と腐食性が高く、少しでも燃料漏れを起こすとパイロットや整備員は命の危険にさらされたためです。

 また、飛び立った後も問題は山積していました。エンジンそのものの信頼性も低く、爆発や故障による墜落、さらに、離陸時には少ない燃料の節約から車輪を切り離してしまうため、ソリのようになった胴体で滑るように着陸させる必要がありました。しかも、燃料は上空で使い果たす程度しか搭載しなかったため、ただの操作性の悪いグライダーになった状態での着陸です。やはり、着陸時の事故は多かったそうです。

 ちなみに、実戦投入当初は圧倒的な上昇力とそれを利用した一撃離脱戦法で戦果を挙げましたが、極端に航続距離が短いことが露見し、連合軍の爆撃部隊は同機が配備されていた飛行場を避けて通るようになり、じきに目立った戦果は挙げられなくなってしまいました。

史上最多撃墜のエースとその乗機

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コメント

4件のコメント

  1. 珍迷機F7Uカットラスがランクインするならば、P-55アゼンダーや特攻専用機「剣」とか寄生戦闘機XF-85ゴブリンなんかも選から洩れたのでしょうね

  2. 空気との摩擦…

    うーん

  3. Ju87Gは、1門で12発、2門合計24発、たったの12回の射撃で敵戦車を撃破することを求められていたわけで、かなり決死の覚悟で挑んだ事が伺えます。

  4. U2が落とされたのはキューバじゃないの?

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