「作業員の命を奪います」工事規制帯に突っ込む事故相次ぐ 原因はスマホ? 対策は

路上の守護神、助けて!

抜本的な対策は?

 規制範囲を広げても、いざクルマが高速で突っ込んでくれば大惨事になりかねません。各社どのような対策をしているのでしょうか。

 NEXCO東日本関東支社によると、高輝度反射材や光るバルーン、あるいはガードマンロボを使用するなどして、規制区域を目立たせる取り組みを行っているとのこと。作業員に危険を知らせるシステムや、規制区間の末端で、突っ込んできたクルマを「強制的に止める」機材も導入しているそうです。

 抜本的な対策もあります。そのひとつが、「ロードジッパー」、日本語で「移動式防護柵」と呼ばれるものです。1個あたり680kgあるブロック状のコンクリート柵を並べ、それを「BTM(Barrier Transfer Machine)」と呼ばれる車両で反対側の車線に整然と移設させることで、車線の切替を容易にするものです。カラーコーンによる仕切りと比べて、作業員の安全性も大幅に向上します。

Large 20220309 01
国道357号では2022年1月、真ん中の車線を規制した工事エリアへの衝突事故が相次いだ(画像:千葉国道事務所)。

 もうひとつ、NEXCO中日本が運用しているのが、「ハイウェイ・トランスフォーマー」と呼ばれる特殊車両。これは車両そのものが防護柵になるというものです。トレーラー中央部の外壁にあたる保護ビームが伸び(最大車両長約23m)、作業員はその壁のなかで作業ができ、移動も容易です。

 ただし、どちらの車両も数は限られているうえ、すべての工事に出動できるわけではありません。開通から年月を経た高速道路では、老朽化対策の必要性が日に日に高まっており、路上作業員の安全確保がますます重要になりそうです。

【了】

【作業員の命を奪います】悲痛な叫びのポスターほか 画像で見る

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. 広告が邪魔で読みない

  2. 一般道の道路工事現場だって実際に起きている、作業員だけでなく交通誘導警備員も跳ねられて死亡している

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス