ウクライナ支援の第2便 空自の最新鋭国産輸送機C-2とは 詳細不明の“ニンジャ姉妹機”も

機動戦闘車や「ペトリオット」積んで長距離もOK

 C-2輸送機の最大の強みといえるのが、その積載量です。さすがに重量50t近い陸上自衛隊の90式戦車は搭載できませんが、約26tと軽量な16式機動戦闘車であれば機内に収容し空輸することが可能です。

 また、積載重量だけでなく、貨物室もC-1より広くなっているため、航空自衛隊の地対空誘導弾「ペトリオット」の発射機もけん引車(トレーラーヘッド)ごと積むことができます。

 このような、16式機動戦闘車や地対空誘導弾「ペトリオット」を運搬できる能力は、離島防衛や北朝鮮の弾道ミサイル対処といった観点からも有用といえるでしょう。

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空将を乗せたC-2輸送機。高官を搭乗させている機体は、コクピットの側面窓に専用の表記を掲示している(武若雅哉撮影)。

 ほかにもC-1やC-130Hといった航空自衛隊の既存の輸送機と同様、陸上自衛隊の空挺隊員を乗せて落下傘降下させたり、着陸することなく物資を地上に届けるパラシュートを用いた物量投下も行ったりすることが可能です。

 なお、C-2は36t積載時で約4500kmも飛行できることから、単純計算にはなりますが、この状態でも鳥取県の美保基地からタイやインドネシアまで無給油で飛行ができます。

 2022年3月現在、すでに美保基地の第3輸送航空隊第403飛行隊はC-1からC-2への更新が終了しており、現在は埼玉県の入間基地に所在する第2輸送航空隊第402飛行隊に配備が進められています。こちらも計画では、あと数年程度でC-2への置き換えが終わるようです。

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コメント

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1件のコメント

  1. 改造すれば爆撃機にもなれるのかな❓