ウクライナ支援の第2便 空自の最新鋭国産輸送機C-2とは 詳細不明の“ニンジャ姉妹機”も

ウクライナ支援のため航空自衛隊のC-2輸送機がポーランド目指して飛び立ちました。同機は川崎重工が製造する国産の大型機です。どんな機体なのか探ったら、性能などが明かされていない「謎機」までありました。

まるでUFO? 公式の説明ない“ニンジャC-2”

 このように、現在、順調に数を増やしつつあるC-2ですが、その一方で入間基地には「RC-2」という、航空自衛隊の公式WEBサイトやパンフレットなどには一切登場しない“謎機”もいます。この機体は、電波情報の収集を目的とした機体で、現在、運用しているYS-11EBの後継機として調達されたものになります。

 RC-2はYS-11EBと比較して、より遠距離目標の情報収集が可能になり、滞空時間も長くなったのが特徴です。加えて機内スペースが広いため、より多くのシステムを搭載できるようになり、受信できる周波数帯域の拡大、デジタル変調された周波数帯電波の収集、多目標同時収集機能、そして電波情報処理能力が大幅に自動化されているといいます。こうしたことから乗員の負担軽減にも貢献しているそうです。

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航空戦術教導団電子作戦群隷下の電子飛行測定隊に配備された電波情報収集機RC-2(画像:航空自衛隊)。

 なお、防衛省では新たなC-2輸送機ベースの電子戦機の調達も開発しています。これは「スタンド・オフ電子戦型」と呼ばれるもので、「スタンド・オフ・レンジ」、すなわち敵レーダーサイトや通信基地など、それら妨害対象が対抗可能なエリアの外側から電波妨害を行うための専用機です。

 敵が対処できないような遠距離から一方的に電子戦を仕掛けることができれば、戦闘を有利に進めることができます。そのような任務機もC-2ベースで姿を現す予定です。

 このように、様々なプラットフォームに対応できるC-2輸送機は、今後も活動領域を拡大し続けることは間違いなく、もしかしたら新たな派生型も誕生するかもしれません。

【了】

【事故? いえ訓練です】機体後部から次々と人&貨物を投下するC-2の姿ほか

ロシア軍のウクライナ侵攻 最新情勢 戦争はどうなっているのか

Writer:

2003年陸上自衛隊入隊。約10年間勤務した後にフリーフォトライターとなる。現場取材に力を入れており、自衛官たちの様々な表情を記録し続けている。「SATマガジン」(SATマガジン編集部)や「JWings」(イカロス出版)、「パンツァー」(アルゴノート)などに寄稿。

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コメント

1件のコメント

  1. 改造すれば爆撃機にもなれるのかな❓

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