世界最大の戦艦、実は俊足? 大和型戦艦の見方が変わるトリビア5選 武装もスゴイが弱点も

日本海軍の象徴ともいわれる大和型戦艦ですが、設計時には考えられないようなプランも複数ありました。さらには、意外に思われる装備や戦い方も。代表的な5つについて見てみます。

意外と使えた? 15.5cm副砲

 大和型戦艦は新造時、副砲として口径15.5cmの3連装砲塔を4基搭載していました(最終時は2基)。副砲の搭載に関して、後年「他国の戦艦は副砲と高角砲を統合した両用砲を搭載したのに、大和型は副砲と高角砲を混載しており遅れていた」と欠点のひとつのように語られることが多いですが、実際はどうだったのでしょうか。

対空砲としても使えた15.5cm副砲

 そもそも、アメリカは日本より多くの駆逐艦を保有しており、魚雷攻撃を受ける可能性が高いため、遠距離から駆逐艦を撃てる副砲は必要だったといえます。副砲の射程は2万7400mですが、高角砲は対水上射撃に用いた場合、その射程は1万4622mで、大差があります。

 なお、アメリカでもアイオワ級戦艦の次に計画されていたモンタナ級戦艦(未成)では、12.7cm両用砲は威力不足として、47口径15.2cm両用砲の搭載が検討されていました。

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大和型戦艦の2番艦「武蔵」(画像:アメリカ海軍)。

 他方で、レイテ沖海戦では「大和」の姉妹艦である「武蔵」が、空襲の度に副砲を6~10回程度、射撃しています。これは「大和」の高角砲射撃に匹敵する頻度で、そこから考えると副砲は対空砲としても有用だったといえるでしょう。

 また、副砲塔の装甲が25mmしかないため、その部分が「弱点」とされることもありますが、戦艦の主砲弾落下角度や急降下爆撃機の降下角度を計算した場合、副砲塔に敵弾が当たっても砲塔を破壊するだけで、主要防御区画内は破壊されません。よって、弱点ではないと考えられます。

 ちなみに、大和型戦艦には、副砲をすべて降ろして、12.7cm高角砲を40基80門搭載するという改装案もありました。どのような砲配置なのかは不明ですが、重量としては、副砲が4基で計700t、高角砲が40基で計812tなので、単純計算では搭載可能だといえます。

【写真】世界最大の戦艦大和をさまざまなアングルから

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1件のコメント

  1. 29ノットは短時間しか持たないのでは?

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