軍艦の砲や機銃はなぜ少なくなったの? 時代が下るほど甲板上がスッキリしてきたワケ

大戦中の軍艦といえば多連装砲やハリネズミのように空へ向けられた対空砲など、その喫水線上はなにかとゴテゴテした印象ですが、現在のものはこれらに比べずいぶんとスッキリした印象です。その変遷を見ていきます。

戦後は一転してミサイル万能論に

 一転して大戦後は、戦艦が航空機の的であることが判明したことから、大艦巨砲主義はすでに終焉を迎えており、大型の連装砲を持った軍艦は少なくなります。

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WW2期の英戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」。主砲は356mm4連装砲で、写真右端に4門目が見えている。中央にチャーチル首相の姿も(画像:帝国戦争博物館/IWM)。

 さらにジェット戦闘機の時代が到来すると、より速い戦闘機を捕捉するためアメリカ海軍の「テリア」や、イギリス海軍の「シースラグ」など艦隊防空ミサイルの開発が始まり、1950年代には一般的な武装となりました。

 同じ時期、ソビエト連邦では艦砲のかわりに、艦船を破壊可能な艦対艦ミサイルが積極的に開発されるようになり、アメリカ海軍でも砲のかわりに艦対艦ミサイルを搭載する傾向が強くなります。

「誘導の効かない艦砲や対空機銃を搭載するくらいならばミサイルを配置した方が効率的」という考え方で、一時期はアメリカ海軍のロングビーチ級原子力ミサイル巡洋艦やイギリス海軍の22型フリゲートのように、ミサイルしか搭載しない艦船も登場します。ところが、現在もアメリカ海軍のズムウォルト級駆逐艦で問題になっているように、ミサイルのコストは通常の砲弾よりはるかに高いため、砲全てをミサイルへ転換するには至りませんでした。

ステルス艦はさらにスッキリ 最新護衛艦「くまの」と初代重巡洋艦「熊野」を比較

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コメント

5件のコメント

  1. 「補足」ではなく「捕捉」ですね。

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

  2. 大艦巨砲主義はもはやロストテクノロジーになってしまったといえよう

  3. 中露そして日本の最新&開発中の対艦ミサイルは超音速または

    極超音速三\(^o^)/ですが米英のは亜音速でもステルス((((-.-)

    で探知を遅らせ命中数秒前まで敵艦に気付かれない方向に進んで

    います((((#`皿´)(ToT)

    将来の対艦ミサイルの多数派が米英方式になるならリアクションタイムが短く初速が速い機関砲CIWS多数装備のリバイバルもあり得ると思います(^∇^)

  4. レーザー砲やレールガンが実用化されたらまた艦砲の形も変わってくるかもしれませんね。

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