空飛ぶ鳥居!? 異形の貨物航空機、開発進む ヘリの10分の1で運用OK? その高スペックとは
プロペラもなんかめちゃくちゃ多いし…。
ヘリのリース会社より15機の受注を獲得
スロベニアの軽飛行機メーカー、ピピストレル(pipistrel)社が開発を進めている自律型貨物hVTOL(ハイブリッド電気垂直離着陸)航空機「Nuuva V300」が、ヘリコプターのリースサービスを展開するロボ・リースより15機の受注を2022年4月に獲得しました。この機は上から機体を見下ろすと、「神社の鳥居」のような独特の形状が特徴です。
「Nuuva V300」は3立方メートルの容量を持つ無人航空機で、前後に同程度の大きさのものを2対備えた「タンデム翼」の翼構成などを特徴とします。機体のサイズは全長11.3m、全幅13.2m。最大460kgの貨物を搭せることができ、時速220kmのスピードで飛行できます。
またhVTOLの名のとおり、離着陸には型式証明済みの8基の電気エンジンを使って垂直離着陸に対応。滑走路も必要としません。操縦は地上から遠隔操作で実施する自律飛行を採用しているとのこと。ピピストレル社は「ヘリコプターの10分の1のコストで運用できる」とアピールします。
今回の合意締結に際し、ロボ・リース社の担当者は「Nuuva V300は、既存の貨物配送システムとミドルマイルロジスティクスの分野に革命をもたらすことができる」とコメントしています。
【了】
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