ロシア海軍120年ぶりの旗艦喪失 巡洋艦「モスクワ」沈没はダメダメな“ダメコン”のせい?

ロシア海軍の巡洋艦「モスクワ」が2022年4月中旬に沈没しました。ロシアは失火が原因とし、ウクライナは対艦ミサイルが命中したからだとしています。しかし、いずれにせよダメコンが上手く機能すれば、沈没は免れたかもしれません。

ロシア水上艦にダメコンの概念は生きていたか?

 かつて第2次世界大戦中、太平洋で激しく戦ったアメリカと日本の海軍は、経験則でダメージ・コントロールの実情を理解しており、特にアメリカ海軍のダメージ・コントロール能力は、今日では世界一とされています。

 これに対して、20世紀初頭の日露戦争で日本海海戦を戦って以降、第1次、第2次の両大戦ではほとんど海戦を経験しなかったロシア(旧ソ連)海軍は、その後も大きな海戦を経験しておらず、戦訓をほとんど蓄積できていないといえるのではないでしょうか。

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ロシア黒海艦隊の旗艦であるミサイル巡洋艦「モスクワ」(画像:アメリカ海軍)。

 なお、ロシア(旧ソ連)海軍は、原子力潜水艦については原子炉事故や火災事故などを経験していますが、これらは水上戦闘艦とは異なる「損傷」であり、水上戦闘艦のダメージ・コントロール能力については未知数とはいえ、経験値が決して高くないことは想像できます。

 今回、ロシア側の発表では、搭載弾薬の火災をおおむね封じ込めた後にミサイル巡洋艦「モスクワ」の乗組員は離艦。曳航して移動させている途中で天候悪化により沈んだとされています。ちなみに沈没前には、機器類は無傷という発表もなされていたようです。

 もしロシア国防省が発表したように「モスクワ」の被害が小康状態になっていたとするなら、無用の乗組員の離艦は促しても、ダメージ・コントロール要員は艦に残り、引き続き、復旧や維持のための作業や曳航状態の確認などに従事すると思われます。

 それならば、仮に悪天候になったとしても、ダメージ・コントロール要員が努力するでしょうから、今回の沈没という「最悪の結末」が解せません。この事態からは、ダメージ・コントロール要員が艦に残っていようがいまいが、本当にギリギリの状態で「モスクワ」はかろうじて浮いていた可能性も推察されます。

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コメント

5件のコメント

  1. 甲板がいくら爆発しても沈まないだろうし、リーク映像から喫水に当たったことは分かってる。

    そこから誘爆した可能性もあるけど、わざわざ二発撃ってるから、一発は甲板狙ってダメコンを妨げたんじゃないかと思われる。

    甲板に乗せるメリットは、誘爆→沈没になりにくいことだが、それをよく分かった上で、ウクライナ軍は「いつでも沈められるぞ」という心理的な効果を狙ったんだと思われる。

  2. エスコンの知識しかないんで4発くらいなら耐えられそうだと思ってた

  3. プーチンざまあ

    モスクワ沈没おめでとうございます

  4. fcxぢゅhvgcx

    • 乙ですざまあプーチン やはりウクライナつおい

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