高速SA・PAの逆走ダメ…「戻れるエリア」はなぜ増えない? 場内リニューアルで逆走阻止も

なぜ周回路つくられず?

 国見SAのリニューアルについてNEXCO東日本は、「ガソリンスタンドからの逆走防止、駐車マスの拡充、SA自体の老朽化更新という3つを柱に進めました。周回路を設置するには通路をもう1本作らねばならず、そのぶん駐車マスを減らす必要があります。したがって優先順位としては低いものでした」と話します。

 近年になって周回路が新設された中央道 双葉SA上り線の場合、スマートICを利用する場合でも休憩施設に立ち寄れる構造にする目的がありました。一方で、新東名の駿河湾沼津SA上り線のように、駐車マスを増やすため周回可能な構造を廃止したところもあります。

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新名神 鈴鹿PAには周回路がある(乗りものニュース編集部撮影)。

 周回路があると確かに利便性は向上する、という意見もあります。しかし、SA・PAの新設やリニューアルにあたり、なにを主眼に置くかを決めるうえで、「周回路の設置」は現在のところ、優先度が低いのかもしれません。

【了】

【あります!】 「戻れるSA・PA」画像で見る

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コメント

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2件のコメント

  1. ならばさ。施設手前の案内標識に満車具合出せるようにしときなよ名所駐車場やショッピングモールみたいにさ。

  2. 単純に ⊿ のパーキングブロック状のものを設置すれば、→ ⊿ → 方向にしか進めず、乗り越えるときも徐行を余儀なくされ強制的に一方通行にできる。仮に逆走すればガツン!と前輪が跳ね上がるかパンクするでしょう。逆走に依る正面衝突での死亡事故など危険度を考えれば、逆走車本人の車のタイヤがバーストしてエアバックが開こうとも些細な事だ。