“空飛ぶホワイトハウス”もうすぐ交代 米大統領専用機「エアフォースワン」3年ぶり来日

東京に日米豪印4か国の首脳が集まります。アメリカ大統領が乗ってくるのは「空飛ぶホワイトハウス」の異名を持つ大統領専用機VC-25。通称「エアフォースワン」の名で知られる同機は、一体どんな性能を有しているのでしょう。

電磁パルス攻撃にも対応

 ほかにもVC-25Aは飛行中にも地上と同じように情報を集め、アメリカ軍の指揮や連邦政府の運営が行えるよう空対空、空対地、衛星通信に対応した多周波無線機が搭載されています。また航続距離は7800マイル(約1万2550km)ですが、空中給油装置を装備しており、緊急時には他機から燃料を受け取ることで滞空時間を延ばすことができます。

Large 20220520 01
2019年5月、トランプ大統領(当時)が来日した際に羽田空港に飛来した「エアフォースワン」(柘植優介撮影)。

 機体は核攻撃が発生しても通信を維持し飛行を継続するため、電子機器には電磁パルス対策が取られていることに加え、ミサイル警報装置やチャフ、フレア、IRジャマーといった欺瞞装置などを搭載。また、専用のタラップなどが用意できない飛行場への着陸も想定し、収納式のエアステアや荷物ローダーも装備しています。

「エアフォースワン」の飛行では、随行機としてボーイング757をベースにした要人輸送機C-32Aや、非常時にアメリカ軍の指揮を行う国家空中作戦センターE-4B「ナイトウォッチ」といった珍しい機体の飛来も期待できます。

 コロナ禍では止まっていた外国要人の来日が増えるなか、今回の「クアッド」は飛行機ファンにとっても大きなイベントになりそうです。

【了】

【空飛ぶ執務室】VC-25の内部ほか 写真で見る

Writer:

1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. エアフォースワンは大統領が搭乗した時の

    コールサイン

    機体は

    28000と29000の2機あり

    大統領は28000に乗り

    29000は予備機

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス