インド版「エアフォースワン」印政府専用機“エアインディアツー”が来日 なぜワンじゃない?
2022年5月23日、インド政府専用機「エアインディアツー」が東京都にある羽田空港に飛来しました。運航開始からまだ2年ほどしか経っていない特別機の概要と、なぜ今回は「エアインディアワン」と呼ばないのか見てみます。
「ワン」と「ツー」の使い分けは?
このようにインド政府が大統領や副大統領、首相など要人の往来に用いている政府専用機「エアインディアワン」ですが、今回、羽田空港に飛来した際に用いられていたコールサインは「エアインディアツー」でした。
なぜ「ワン」ではなく「ツー」だったのか、それは乗っていたのがモディ首相だったからです。
インドの国家元首は大統領です。2022年5月現在、ラーム・ナート・コーヴィンド氏が第14代インド大統領に就いていますが、彼が機体番号「K7067」の政府専用機をヨーロッパ訪問に使用していたため、こちらに「エアインディアワン」のコールサインが割り振られていました。
そのため、来日するモディ首相の機体「K7066」の方には「エアインディアツー」のコールサインが用いられたというわけです。
ちなみに日本の政府専用機も、インドと同じように同じようにボーイング747-400から同777-300ERへと更新しています。いつか日印の政府専用機、ボーイング777-300ER同士が羽を連ねて駐機する日が来るかもしれません。
【了】
※誤字を修正しました(5月23日16時06分)。
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