日比谷線と東武伊勢崎線の直通運転が始まった日 -1962.5.31

60年前の5月31日、地下鉄日比谷線と東武伊勢崎線の相互直通運転が開始されました。

東武の都心乗り入れが実現

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東武スカイツリーラインを走る20000系(2017年7月、草町義和撮影)。

 今から60年前の1962(昭和37)年の5月31日。東京メトロ日比谷線(当時は営団)が南千住から北千住まで、および仲御徒町から人形町までが延伸開業。同時に、東武伊勢崎線と直通運転が開始され、営団の車両が北越谷駅まで乗り入れるようになりました。

 日比谷線は1957(昭和32)年の都市交通審議会の第1号答申で計画の2号線に指定され、建設が開始。4年後には南千住~仲御徒町で先行開業します。そして翌年のきょう、東武への乗り入れが開始されたのです。

 当時の北千住駅は地平駅で、2面4線のうち中央2本が日比谷線、外側2本が東武ののりばとなっており、北千住以北は複線でした。しかし直通運転が始まってから伊勢崎線沿線は急速に発展し、利用者も急増。東武の複々線工事が始まり、1974(昭和49)年に竹ノ塚駅までが、1988(昭和63)年に草加までが、1997(平成9)年に越谷まで、順次完了します。この年には北千住駅も「1階+3階」の2層構造になり、日比谷線は3階ホームを発着することとなりました。

 日比谷線の直通先は北越谷駅から北春日部駅(1966年)、東武動物公園駅(1986年)、南栗橋駅(2013年)と順次延長していきました。その後2021年のダイヤ改正では短縮となり、北越谷行きが主たる行先となっています。

 東武の地下鉄乗り入れ用車両は、長らくクリーム色の2000系が活躍していました。1988(昭和63)年から20000系が導入され、現在は鮮やかな赤をまとった70000系・70090系に置き換わっています。

【了】

【懐かし画像】地上時代の北千住駅

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コメント

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1件のコメント

  1. >2021年のダイヤ改正では短縮となり、北越谷行きが主たる行先
    意味不明。日中の北越谷行きが半数占めてたのは2013/3までだし、南栗橋行きが減少したのは今年だぞ。
    2021で替わったの他の系統だろ。