70年願い続けた「空母」ついに海自へ 創設直後からの保有計画 なぜ挫折続きだったか
海自の悲願、70年越しで実現へ
2015(平成27)年に就役した、いずも型護衛艦は、当初から垂直離着陸(STOVL)戦闘機F-35Bの運用を想定して、エレベーターなども設計されていました。「いずも」は当初、ヘリコプター搭載護衛艦として就役しましたが、中国海軍が大幅に増強されたことを受け、2020年に改装予算が付きました。
沖縄には航空自衛隊の滑走路が那覇基地にしかなく、先制攻撃を受けた場合、沖縄方面での航空作戦が行えなくなりますが、いずも型を改修すれば改善されるからです。
改修された「いずも」には、2021(令和3)年10月3日に、アメリカ海兵隊のF-35B戦闘機が発着艦を行っており、日本が終戦から76年ぶりに固定翼機を運用できる事実上の空母を保有した証となりました。
「いずも」が搭載しようとしているF-35B戦闘機は、かつての「ハリアー」戦闘機のように同世代の通常型(CTOL)戦闘機に、性能で劣ることはありません。
実際、1980年代後半の空母計画では、「シーハリアー」の導入を検討していましたが、当時の旧ソ連(現ロシア)が運用していたTu-22M超音速爆撃機に対応することが難しく、加えて陸上発着の通常型(CTOL)戦闘機にも性能的に対抗することが難しい点が問題になりました。それら問題点を解消したF-35Bは、いずも型のような軽空母や、場合によっては強襲揚陸艦にも空母に近い能力を発揮させる航空機と言えます。
ついに悲願を実現した海上自衛隊の空母保有構想、今後の展開も注目されます。
【了】
Writer: 安藤昌季(乗りものライター)
ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロ イラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。
やはりアメリカ海軍の中にも あまり日本の海軍を強くしすぎるということには警戒感があったのではないか。 横須賀母港のアメリカ空母は、 20年もミッドウェーという名前の空母だった。 もう二度と逆らうなよという無言の圧力だった気がしてならない。
こんな船素手で一瞬で沈めてやんよ、ミッドウェー再現してやんよ。調子乗ってるジャプども悪夢見せてやんよ。まじやってやんよ。
日本にもちゃんとした正規空母が建造される日が来ることを願っています
次は「ふそう、やましろ」あたり?
「ひゅうが、いせ」より古いかw
となると「むつ、ながと」で。
F-35B搭載のいずも型と、ヘリと空中給油機ユニット付きのV-22搭載ひゅうが型を組み合わせて、何とか艦隊航空として格好がつく。
後は、DDH、輸送艦、掃海母艦を兼ねるおおすみ型、うらが型の代艦が何隻揃うかだ。
いずも、かがと来たら
ひゅうが、あかぎも欲しいですね!
中国海軍が空母「福建」を建造したりと軍備増強を加速させているので、戦争を防ぐ抑止力を持つのは当然でしょう。
「ウクライナの教訓」暴力に対抗するために、自らを強く保つ事は絶対必要。殴ってきたら倍返し出来る力があってこそ、独裁者の無謀な侵攻に抑止力が働くのだと思う。