車の「ルーフキャリア」人気 キャンプと“映え”の波に乗る 荷室広い車でも必要?

RVブームには及ばない? それでもまだまだ伸びる?

 こうしてブームの波に乗るルーフキャリア市場ですが、オートバックスセブンとカーメイト、両方の担当者とも「数のうえでは(1990年代の)RVブームには及ばない」と口を揃えました。

 逆にいうと、両社ともまだまだ伸びしろを感じているようです。

「RVブームのときよりも、商品の幅は増えています。自転車やサーフボードといった用途に応じたキャリアも伸びているほか、軽バンをカスタムした軽キャンパー(軽キャンピングカー)や、車中泊の人気なども、RVブームのころにはなかった傾向です」(オートバックスセブン 広報担当)

 車種の広がりや、車中泊など車内スペースの使い方の変化、それに伴う荷物の増加、こういった要素がルーフキャリアの人気を押し上げているのかもしれません。

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カーメイトが展開するINNOブランドのルーフボックス。ルーフキャリアはこうしたボックスタイプと、オープンなラックタイプに大別される(画像:カーメイト)。

 ちなみに、ルーフキャリアのデメリットとしては、車重の増加、それに伴う燃費の悪化などが挙げられますが、これについてもカーメイトによると素材にアルミを多用することで軽量化しつつ、断面形状を工夫して強度も高めるといったことなどが図られているといいます。

「キャンプやスキー、サーフィンなど、様々なギアを積む汎用的な使い方ならば、ルーフボックスがオススメです。クルマの全高を抑えたい、コンテナボックスなど高さのある荷物を積みたいのであれば、ラックタイプがいいでしょう。ハードなデザインのルーフラックは、クルマのドレスアップにもぴったりです」(カーメイト)。

【了】

【ルーフキャリアのトレンド?】「オーバーランダースタイル」ってなんだ? 画像で見る

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コメント

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1件のコメント

  1. 結構屋根に傷がつくのと、駐車場等では全高制限があるのにそれを知らないと痛い目を見るんだよな。