トランプ前大統領の“置き土産”なくなるか? 新型「エアフォースワン」デザイン変更へ

ほかの要人輸送機とのデザイン統一性も

 バイデン大統領がトランプ氏の案を破棄した理由としては、これまでと全く違う塗装の導入によるコスト上昇などが挙げられています。機体下部を全て濃い青色で塗るトランプ氏の塗装案は、機体の過熱問題や納入時期のさらなる遅延を招くことが指摘されました。

 前出の報道が事実であれば、VC-25Bのデビューが予定されている2026年以降も、私たちがよく知るエアフォースワンの塗装を見ることができそうです。

 また、随行機として使われている要人輸送機C-32Aは、エアフォースワンとセットで運航されることも多いため、VC-25Bが現行のデザインのままとなった場合、塗装の統一性を維持できるでしょう。

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アメリカ大統領専用機「エアフォースワン」として用いられる現行のVC-25A(深水千翔撮影)。

 VC-25Bのベースとなる747-8は、ボーイングを代表するロングセラー機747シリーズの最新モデルとして開発されたものです。VC-25Bの全長は76.2mと、現行のエアフォースワンとして活躍しているVC-25Aに比べて全長が5.6mほど長くなっており、機内容積が大幅に広がっています。このため、大統領専用機として求められている通信設備や機体のセキュリティ機能を余裕をもって機内各所に配置することができます。

 エンジンは747-8用に最適化されたゼネラル・エレクトリック製の最新ターボファン・エンジン「GEnx-2B」を4基搭載。主翼を新たに設計したことでフライ・バイ・ワイヤの採用が可能にしました。コックピットは多機能ディスプレイや電子フライトバッグ(EFB)、飛行管理コンピューター(FMC)、電子チェックリストなどの新機能が組み込まれています。

 飛行性能が向上したことで、巡航速度はVC-25Aのマッハ0.84からVC-25Bではマッハ0.86にアップしたほか、航続距離も同じく約1万2550kmから約1万4300kmに伸びています。

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コメント

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1件のコメント

  1. トランプ案が覆ってよかった。
    やはりエアフォースワンは今まで通りの配色の方がいい。