「無人戦車の時代」ついに到来か 陸でも変わる戦い方 展示会で見えた“近い将来”

ドローンなどの無人機を当たり前のように使用する時代、それは空だけでなく、陸でも近づいています。欧州の展示会にて、近い将来の“戦い方”の一端が垣間見えました。

警備・警護用のはずでは…強化されていたUGVの砲

 Type-Xは全長6m、全幅2.9m、全高2.2mの装軌(キャタピラ)式車両で、サイズは陸上自衛隊が運用している73式装甲車(全長5.8m×全幅2.9m×全高2.21m)とほぼ同じです。

 筆者(竹内 修:軍事ジャーナリスト)は今回のユーロサトリで初めてType-Xの実物を見たのですが、会場に戦車や歩兵戦闘車が多数展示されていたこともあって、「意外に小さいな」と感じてしまいました。

 Type-Xが発表されたのは2020年6月のこと。この時公開された試作車には口径25mmまたは30mm機関砲を搭載できる、ベルギーの重工メーカー、ジョン・コッカリルが開発した無人砲塔「CPWS II」が取り付けられていました。低反動砲の搭載も可能とされてはいるものの、ジョン・コッカリルは、Type-Xの最初の現実的な用途は、基地警備やコンボイ(車列)の警護になるとの見通しを示した上で、CPWS IIがType-Xにとって最適な選択であると述べていました。

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ユーロサトリ2022に出展されたType-X(竹内 修撮影)。

 しかし今回ユーロサトリで展示された車体には、ノルウェーのコングスベルクが開発した40mm機関砲の搭載も可能な無人砲塔「プロテクターRT40」が搭載されています。

 40mm機関砲は基地警備やコンボイの警護に使用する戦闘車両の主砲としてはやや過剰です。何故Type-Xの兵装を強化したのか、という疑問を覚えましたが、ミルレム・ロボティクスのブースで配布されていたパンフレットを手に取って、その疑問は一瞬で解消されました。

「ウィングマン・トゥ・メカナイズド・ユニット」(機械化部隊の忠実な僚機)

 ユーロサトリで配布されていたType-Xのパンフレットには、このようなキャッチコピーが書かれていたのです。

【将来の姿?】有人+無人戦車で戦うの図 画像で見る

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