新潟の短絡線「北越急行」時短効果は健在? 青春18きっぷ旅に組み込んだら“難題解決”か
新潟県の犀潟駅と六日町駅をむすぶ私鉄の「北越急行ほくほく線」は、青春18きっぷでは利用できません。しかし、きっぷを別途購入してでも、旅に便利となる場合があるのです。一日乗車券もあります。
かつては最速特急「はくたか」が走っていた「ほくほく線」
全国のJR普通列車が乗り放題となる「青春18きっぷ」。もちろんJR以外の私鉄各線は、一部の例外をのぞき一切利用できません。しかし、18きっぷ旅の途中であっても、旅の行程を考えるうえで乗る価値がありそうな私鉄路線も全国にあります。その一つが、新潟県を走る「北越急行」です。
北越急行ほくほく線は六日町~犀潟間をむすぶ59.5kmの路線。多くの列車はJRに直通し、上越新幹線の越後湯沢駅から、上越市の中心・直江津駅までを最短距離でつなぎます。しかも、トンネルの多い高規格な路線です。
ほくほく線の開業は1997(平成9)年。それまで東京から直江津までは長い道のりで、長野経由が一般的でした。1978(昭和53)年10月の時点で上野~直江津間は特急で約4時間半。鈍行では約7時間半の道のりでした。
それを一変させたのがショートカット路線、ほくほく線です。上越新幹線から最高速度160km/hの特急「はくたか」へ乗り継ぐことで、東京~直江津間はわずか2時間まで短縮されました。
2015(平成27)年に北陸新幹線が長野から金沢まで延伸開業。上越市内にも上越妙高駅が設置され、役目を終えた北越急行の特急「はくたか」は廃止となります。かわりに「超快速スノーラビット」が誕生。越後湯沢~直江津間をわずか1時間でむすびます。
ほくほく線のショートカットっぷりは、青春18きっぷでの旅行の際も威力を発揮します。
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