【懐かしの国鉄写真】1964年9月 根岸線桜木町~磯子間開業翌日の光景

横浜から磯子を経由して大船までを結ぶ根岸線は、最初に桜木町~磯子間が開業し、あわせて横浜~桜木町間も根岸線となりました。開業翌日にはさっそく同区間を乗車しています。

この記事の目次

・桜木町~磯子間開業で横浜~桜木町間も根岸線に
・目的地に着かないトラブルも発生

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桜木町~磯子間開業で横浜~桜木町間も根岸線に

 根岸線(桜木町~磯子間7.5km)が開業したのは1964(昭和39)年5月19日のこと。一般的には京浜東北線の延長という認識ですが、線区としてみれば横浜~桜木町間は東海道本線の一部であり、この日から横浜~磯子間が根岸線となりました。

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横浜では相鉄から根岸線に乗換える前に、何故か東口に出ている。当時の東口は市電が通っているが、デパートなどの商業施設はなにもない。横浜市電はこの頃でも単車が走っていた(横浜駅東口/1964年5月20日、楠居利彦撮影)。

 私が新しい開業区間を乗りに行ったのは翌日の20日。4月から大学生になって小田急の長距離通学が始まり、その日も1限目の授業に出てから相鉄で横浜に向かいました。

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終点まで乗って磯子で降りた。こぢんまりした橋上駅舎に駅前広場も整備されていて、バス乗り場は7番まである(磯子/1964年5月20日、楠居利彦撮影)。
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広場の端から駅を見る。昼間は横浜線の列車が乗り入れていたが、編成は4連で京浜東北線の半分。手前からクモハ60-サハ17-クハ79-クモハ73で、戦前型の車両も多かった(磯子/1964年5月20日、楠居利彦撮影)。

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Writer: 楠居利彦(鉄道ライター)

1946年、東京生まれ。中央線の沿線で育ったので、鉄道は複線で電化され、長編成の電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道誌の創刊に関わり、車両データ本の編集を担当した。趣味は鉄道模型製作。

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