世界初!? ホテルに誕生「本気すぎる旅客機再現施設」を実見 シートは旧政府専用機 ガチ操縦も可
内装には往年の名機、シートは伝説のB747のもの
客室モックアップとして再現されているのは、アメリカにかつて存在した航空機メーカー、マクダネル・ダグラス社(現在はボーイング社の一部)で製造されていた往年の旅客機「MD-90」の客室です。MD-90は胴体後部に2発のエンジンが備わった「リアジェット」のスタイルが特徴で、日本でもかつてJAS(日本エアシステム)で導入され、JASと経営統合したJALでも2013年まで使用されていました。
モックアップでは、実際にアメリカ・デルタ航空で使用されていたMD-90実機の窓枠パネルや手荷物預け棚が設置されています。ただ、こちらも、単に「同型機を再現した」というわけではありません。
モックアップに搭載されている座席やカーペットは、「ジャンボ・ジェット」ボーイング747-400で運用されていた日本の旧政府専用機と同仕様のもの。旧政府専用機のスペアパーツとしてストックしていた本物の座席やカーペットを、モックアップのなかで体験できるのです。
シミュレーターとモックアップの手前は受付エリアとなっており、物販などでお土産を購入することができます。ただこちらも、受付に用いられているテーブルが、かつてJAL、ANAの主力機としてもおなじみだったボーイングの3発ジェット機「727」のエンジンカバーを再利用したものとなっているなど、ファン向けの仕掛けが“ところ狭し”とならんでいます。
シェラトン ホテルは今回の施設について「海外への旅行がまだまだ難しい中、非日常感あふれるリゾートでの滞在を今まで以上に楽しんでいただきたいという想いから、この施設の導入に至った」とコメントしています。体験料金はモックアップ入場のみで15分3300円(1~5名同額)。シミュレーターとモックアップ入場は宿泊プランで1万5000円から、ビジター利用の場合1万9800円からとのことです。
【了】
コメント