伝説の「パンジャンドラム」を知っているか? 語り継がれる英国の歴史的大失敗兵器!

イギリスという国は時として、なぜそのようなものを作ってしまったのか、と言わずにはおれないようなものを世に放ってきました。そうしたもののひとつが、大失敗兵器として歴史にその名を残す「パンジャンドラム」です。

画期的な兵器となるはずがとんでもない欠陥品に

 ドイツ軍の「ゴリアテ」は、コントローラーによる遠隔操作で敵陣地や地雷原を破壊する無限軌道式の自走地雷です。ある意味では現代のドローンなどに通じる部分もある本格的な無人兵器ではあったものの、有線で人が操作するという欠点があり、ケーブルが断線したり、敵に切られたりするなどの問題を抱えていました。無線式も考えられましたが、実現には至っていません。

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1944年6月6日、ノルマンディ上陸作戦の現場にて、鹵獲したドイツ軍の「ゴリアテ」を調査するイギリス軍砲兵(画像:帝国戦争博物館/IWM)。

 その点「パンジャンドラム」は、上陸用舟艇から射出後は人間の操作を必要とせず、100km/hほどで直進し、1tもの爆薬で艦砲やロケット弾での破壊が難しいターゲットを敵が抵抗する間もなく粉砕するという画期的なもので、戦車や装甲車などの支援が受けられない兵士の上陸を支援する頼もしい兵器となるはずでした。しかも、「ゴリアテ」のように複雑な構造もなく、生産するコストも手間も時間もかからないという利点もありました。

 しかし、テストしてみると「パンジャンドラム」には致命的な問題のあることが明らかとなります。なんと、直進できないのです。

 試作機をイングランド南西部に位置するウェストワード・ホー!の砂浜で走らせたところ、砂で接地が不安定だったことと、高速で本体を転がすはずだった複数の筒状ロケットの出力がバラバラでうまく直進できず、横転してしまいます。その後も改良とテストが続けてられていましたが、ロケットが離脱して見物している群衆を襲ったり、急に向きを変えて、見ている人のところに突っ込んできたりと散々な結果になりました。

【画像】究極の侵略兵器「パンジャンドラム」のテスト(惨事)の様子

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コメント

1件のコメント

  1. 日本も風船爆弾という珍兵器を開発してるからお互い様

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