見たことある? 「スカイラインGT-R」の4扉パトカー 四半世紀生きる唯一無二の「怪物」
民間登録された車体も残っているのは希少
「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」は前出のとおり総生産台数は422台で、そのうち4台が警察車両になっています。
導入したのは埼玉県警と神奈川県警で、どちらも交通取締用としてですが、前者は反転警光灯付き、いわゆる覆面パトカーで、後者のみ白黒仕様として導入しました。なお、「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」が販売されたのは1998(平成10)年1月で、神奈川県警に配備されたのは同年9月、そして12月にはR33のスカイラインGT-R自体が販売を終了しているため、パトカーとして調達された4台は、すべて1998(平成10)年式です。
それから四半世紀近く経っているため、2022年9月現在、現役で残っているのは神奈川県警第二交通機動隊の1台のみ。その点では極めて希少なパトカーだと形容できるでしょう。ある意味、いつ運用を終えてもおかしくない激レア車両といえます。
ちなみに、民間の「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」、インターネットの中古車サイトなどで検索してみると、四半世紀前の車体であるものの概ね900万円程度から、モノによっては1400万円で並んでいました。
【了】
Writer: 柘植優介(乗りものライター)
子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。
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