見たことある? 「スカイラインGT-R」の4扉パトカー 四半世紀生きる唯一無二の「怪物」

セダン並みの使いやすさとスーパーカーに比肩する走行性能を両立

 ほかにも、2ドアのスカイラインGT-Rでは標準で装備されているリアスポイラーを取り外したり、フロントバンパーも専用品に交換したりして、2ドアのGT-Rと比べ落ち着いたテイストにまとめられています。

 とはいえ、フロントグリル中央や後部トランクリッド右端には「GT-R」のエンブレムが輝いており、パトカー仕様でも外されることなく付いたままです。なお、トランクリッドの左端には、これまた「Autech Version(オーテック・バージョン)」のエンブレムが存在感を放っています。

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大磯PAで行われた交通安全キャンペーンの様子。NEXCO中日本の道路パトロールカーや白バイも展示されていた(柘植優介撮影)。

 荒天時でも高い走行安定性を発揮する4WDの足回りと、最高出力280馬力、最大トルク37.4kgmを発揮する水冷直列6気筒DOHCターボエンジン「RB26DETT」により、交通取締用パトカーとして屈指の走行性能を誇っています。ただ、この「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」がパトカーとして優れているのは足回りやエンジンだけではありません。

 4ドアのため、違反者や被疑者を車内に収容しすいのです。この点は2ドア仕様のパトカーにはないメリットだといえるでしょう。クラウンやレガシィなどがベースの4ドアセダンパトカーと同じ使いやすさを持ちながら、動力性能は2ドアのスカイラインGT-Rと同等、そして路上を走っている際に醸し出す存在感や交通違反に対する抑止効果も一定程度持っているという、ある意味「最強」のパトカーだといえるでしょう。

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