旅行需要は戻るか 4年ぶり開催のツーリズムEXPOに各業界が“賭けた”ワケ しかし温度差も

旅行業界の交流も活発に

 にぎやかな展示会場にあって少し風景が異なるのが、日本政府観光局(JNTO)の「VISIT JAPANトラベル&MICEマート2022」(9月22~24日)です。訪日旅行者(インバウント)のための国内側“セールス”と、海外の旅行会社“バイヤー”との商談会です。

 商談会の参加者は日本国内のセラー側が626名と、海外のバイヤー側が28の国と地域の554名で、そのうち50名は来日バイヤーです。リアルとオンラインの活発な商談会が行われました。JNTOは主要諸国を中心に現地事務所を設けて活動がしており、訪日旅行者促進の最前線を担っています。

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 前出の通り10月からは国による全国旅行支援も始まるなど、本格的な旅行シーズンを迎えます。まだまだコロナ禍は続くものの、“ウィズコロナ”のなかで、旅行者はじめ、旅行・観光業界ともども感染防止に努めることが求められます。ビジネスや勤務環境も変化しているので、密を避ける意味でも分散旅行、余裕のあるスケジュールでゆったりと旅をしたいものです。

【了】

【写真】会場内に「酒蔵」「角打ち」? まだまだある面白ブース

Writer: 浜田拓郎(旅行・交通ジャーナリスト)

東京都出身。マーケテイングや企画分野の勤務を経て自動車ジャーナリストに。全国や海外を取材する関係もあり、旅行や航空、船舶分野も扱うように。その基本となるのがDESIGNにて、それぞれの開発ストーリーやトレンドを紹介する“ツーリズム・デザイン”が日々の活動テーマとなっています。

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