高速料金「全国旅行支援」で割引は? 乗り放題は安くなる? GoToトラベルではどうだったのか

ドライブ旅行では何が安くなるのか?

 11日時点でNEXCOから「全国旅行支援」を活用した割引プランについて、まだ発表はありません。「現時点で、社内で検討中です」とNEXCO東日本は話します。

 ちなみに、2年前にスタートした類似の事業「Go To トラベル」では、NEXCO各社で割引プランが発売されています。

 注意しておきたいのが、「ドラ割」「速旅」「みち旅」といった周遊プランは、単独ではGo Toで対象外となっていたことです。当初、対象となっていたのは全国で自動車用28種類、二輪用19種類。それぞれ、「宿泊代金+周遊パス」のセットで、検索予約サービス「STAYNAVI」経由で当該プランを申し込む場合に、割引が適用されていました。

 たとえば「栃木・茨城周遊パス2日間」6000円に宿泊代金3万円(1人1泊)の場合、旅行代金総額に対する給付額は70%分の1万2600円、このうち周遊パスの6000円分には35%にあたる2100円の給付が適用される、といった形でした。

旅行する側は何をすればいい?

 私たち旅行する側が、「全国旅行支援」による割引を受けるにあたり、国や自治体に対し旅行予約とは別にあらかじめ特別な手続きをする必要はありません。なぜなら、この事業は「店が手続きして補助金をもらい、商品を割引して売る」というものであって、「旅行者が手続きして補助金をもらい、商品を割引で買う」というものではないからです。
 
 ただし条件として、私たち旅行者は、ワクチンを3回以上接種済みか、検査結果が陰性であることが必要です。そのためには、旅行中に接種証明がいつでもできるよう、準備しておく必要があるでしょう。現在は「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」をスマホにインストールし設定することで、いちいち証明書を持ち歩く必要もなくなっています(※登録にはマイナンバーカードが必要)。

【了】

【図表】「全国旅行支援」補助率と上限額

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コメント

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1件のコメント

  1. 鳴門大橋ではなく大鳴門橋です