EVバイクいよいよ普及か 日本初のバッテリー交換拠点ついに稼働 規制強化は目前に
どれだけ設置されれば実用的に? 強気な目標
東京で事業化の第一歩を踏み出したバッテリーステーションの設置を担うのは、エネオスとバイク国内4メーカーが出資する「Gachaco」(ガチャコ)です。渡辺一成社長は、バッテリーステーションの設置目標について、こう語ります。
「充電インフラが整わないと、EV化の機運も高まらない。鶏と卵の関係なので、最初はインフラが過剰なくらいのほうがユーザーに利便を感じていただける」
今年4月に同社が設立した時点で立てていたステーション設置目標は、小池氏の積極的な発言もあり強含みな姿勢に変化しています。渡辺氏は東京都と経済産業省の事業をあわせた展開を次のように語りました。
「都内は23区を中心に36か所、大阪市内で42か所を今年度計画している。23区の設置を来年度も同じペースで続けると、だいたい3km四方で1台ずつ設置できる計算になる」
小池氏が体験した「GYRO CANOPY e:」(ジャイロキャノピーe:)の場合、航続距離は77km(30km/h定地走行テスト値)。同社が計画通りに設置できれば、2年で当面の充電インフラが整うことになります。
東京都産業・エネルギー政策部によると、都や区の施設などでの設置が模索。バッテリーステーションの実証実験に参加した板橋区などにも呼び掛ける予定です。また、ガチャコも独自に設置場所を探しています。
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