韓国行ったら空港出るまで何分? 制限緩和でどうなったか コロナがもたらした高速化

ガラケーだと難しいQRコードチェック

「Q-code」は検疫事前情報システムのことで、こちらも専用ウェブサイトにアクセスして必要情報を記入します。サイトではパスポート、滞在情報、健康状態などを入力すると自分専用のQRコードが発行され、これを韓国入国時の検疫で見せることになります。

 筆者が仁川空港を利用したときは、飛行機から降りると利用者は一列に並ばされ、最初に「Q-code」による検疫手続きを受けました。スマートフォンにQRコードを表示させるか、送信されてきたメールをプリントアウトしたものを係員に見せると通常の列に誘導されます。QRコードがない利用者は、その場でスマートフォンを使って入力してQRコードを発行するか、別の列に並んで従来通りの検疫手続きを受けているようでした。

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仁川空港に到着後、導線に沿ってターミナルを進むところ(布留川 司撮影)

 列の先にはスキャナーが用意されたブースがあり、そこで係員が待っています。最初に体温測定が行われ、次に持っているQRコードがスキャニングされます。係員の端末にこちらが事前に入力した情報が表示され、それを一瞥程度に簡単に確認。そして、滞在中の健康に関する注意事項が書かれた紙を渡されて次に進むように言われます。時間にすると約10秒程度の超短時間。筆者は「え? もう終わり?」と逆にスタッフに聞いた程でした。

「Q-code」はビザのような審査はなく、空港では実質、「入力の確認」のみだったように感じました。しかし、滞在中に新型コロナウイルスに感染した場合などはこの情報が参照されるため、正確な申請を行いましょう。また、現在は停止していますが、筆者が受けた入国初目のPCR検査の結果も、「Q-code」の専用ページにアップロードする必要がありました。

【使ってる?】仁川空港で稼働中のPCR検査場の様子ほか

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