EV充電「火力じゃ意味ない」再エネで満タンに! 国内“最速”充電器開発の裏に不都合な事実

再生可能エネルギーを巨大電池に溜めて船で運ぶ「電気運搬船」事業を目指すパワーX社が、それに先駆けEV充電ネットワーク事業を開始。その充電スピードは国内最速、かつ再生エネルギー100%で、課題を解決するといいます。

「電気運搬船」に先駆けEV充電ネットワーク事業へ

 世界に例のない「電気を運ぶ船」の事業展開を目指すパワーX社が2022年10月27日(木)、これに先立ち展開する「国内最速EV充電ネットワーク」事業の説明会を東京都内で開催しました。

 同社は2021年、ZOZOの取締役兼COOを退任した伊藤正裕さんが設立。コンテナ型の蓄電池を製造販売する蓄電池事業と、それを大型船に積載し、風力発電などの再生可能エネルギーを需要地まで直接運搬するという「電気運搬船」事業を展開することで、“自然エネルギーの爆発的普及”をミッションに掲げています。

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お披露目されたEV超急速充電器「パワーX ハイパーチャージャー」。中央がパワーX伊藤社長(中島洋平撮影)。

 運搬船は現在建造中ですが、それに先立って事業展開を進めるのが、今回の「EV充電ネットワーク」事業です。プレゼンテーション会場にて、箱型蓄電池と、EVへの充電モジュールからなる「パワーX ハイパーチャージャー」がお披露目されました。

 320kWhの大型蓄電池を搭載しており、充電出力は最大240kWh。超急速充電でEVを「ガソリン車と同じ使い方にできる」といいます。

「現在の乗用EVの平均である72KWhを家庭用電源で充電すれば24時間、高速道路SAなどの電源でも出力30~50kWhなので、1時間以上かかります。欧米ではすでに350kWhの急速充電器も出始めていますが、日本では最大100kWh、しかも国内に15か所しかありません」(伊藤裕社長)

 このハイパーチャージャー、すでに予約開始済みで、定置用蓄電池「メガパワー」と合わせて1.08GWh分、額にして584億円相当を受注しているのだとか。

 2023年から都内10か所のほか成田空港でも展開を予定しており、具体的な場所としては東京ミッドタウン(六本木)、森トラストの複合施設などが挙がったほか、伊藤忠とも事業展開を図っていくといいます。2030年までに、7000か所での展開を計画しているとのこと。

 このハイパーチャージャーが目指すところは、単に充電時間の短縮だけではありません。この電気を全て、再生可能エネルギーでまかなうという点に主眼が置かれています。

【建造中】パワーXの本命「電気運搬船」ほか 写真で見る

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コメント

1件のコメント

  1. (EV側の)バッテリーの劣化も超急速になりそう。

    あと、

    >高速道路SAなどの電源でも出力30~50kWhなので、1時間以上かかります。

    単位はkWhではなく、kWでは?

    容量や累積量を表すにはkWh、ペースを表すにはkW

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