盛況な寝台特急「サンライズ」後継車両はまだか “儲かる列車”に変えるための提言

寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」はコロナ禍でも高い乗車率を維持しています。2022年のゴールデンウィークは全列車満席で、これは2018年の実績を上回りました。ただ、登場から24年が経つのに後継車両の話は出ません。なぜでしょうか。

車体長を2m伸ばせば定員を増やせる!

 また収入を増やすために「少なすぎる定員」を改善できないでしょうか。かつて10系寝台車が開発された際、車体長を従来の20mから22mとして、寝台1区画を増やすことが検討されました。実際、日本国内を走った「オリエント急行」は車体長22.2mでした。「サンライズ」も現行の20.8mから延長するわけです。

 14両編成を維持するとして、編成長は310m。首都圏の15両編成は300mなので、全く不可能ではなさそうです。「サンライズ」は2階建て構造なので、延長することで「シングル」のような個室を4室増やせれば、定員はかなり増やせるでしょう。

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指定席特急料金のみで利用可能な「ノビノビ座席」(安藤昌季撮影)。

 また定員が寝台車と大差ないのに、寝台料金を徴収しない「ノビノビ座席」も検討の余地があります。現在は枕木方向にスペースが確保されていて、定員は28名です。開放客室のためか、コロナ禍では夏休み中でも予約が可能であり、個室ほどの人気はないようでした。定員を増やすため、「シングル」を上下で分割した構造にして、個室化することが考えられます。

「シングル」は、2階建て部分の屋根高さが184cmなので、上下で分割しても室内は90cm程度の高さです。かつての寝台電車583系は、3段式B寝台車で下段84cm、中段74cm、上段76cmでしたから、「サンライズ」に応用しても寝台料金不要の設備としては十分。個室化してコンセントやWi-Fiを備えたら、「ノビノビ座席」よりも数段実用的になるかもしれません。

 車体を延長した場合、「ノビノビ座席」である2階建ての部分には「シングル」を23室設置できると考えられます。これを上下で分割すれば倍の46室に。現在、東京~出雲市間で「シングル」23室が満室の場合53万3830円の収入ですから、「ノビノビ座席」を個室化し46室とした場合、74万7500円(指定席料金をSL列車並みの840円で計算)の収入となり、1両の収益性が大きく改善されます。

【写真】ノビノビ座席~唯一のA個室寝台まで 「サンライズ」の全寝台をイッキ見

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コメント

6件のコメント

  1. 「サンライズ廃止反対!」って叫ぶ人たちってさ、年に『 何回 』乗車してんの? 

    いつか乗りたいから~とか言ってる人もいるが、そんなのばっかりだからブルトレはガラガラだったんだがね

    自分は大して努力しないで、他力本願で存続を求めるって「過疎路線の廃止に反対する沿線住民」とまったく同じでしょ

  2. 単純に一回乗車で¥50,000以上取らないと儲からないな。それに、ノビノビ座席の件は、もう1両のM車が「ソロ」なのだから、ごちゃごちゃ言わずに、増収ならばソロ化したらいい😉

  3. 収益性向上のために一番大切なのは定員増えていくと思う。三段寝台復活など。

  4. 寝台列車が昼間走ってくれれば、個室で寝て帰ったりしたいけどね。

    需要は夜だけじゃないよ。

  5. なぜ行き先が微妙なとこなのか気になる。福岡とかは需要ないのか?

  6. 車両限界&建築限界で無理でしょう。そんな大型車両走らせたら駅のプラットホームに車両が擦れるわ、下手したら路線の架線柱をへし折って大惨事になりますよ。

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