巨大機「A380」3号機&羽田T2「封印されしエリア」復活はいつ? ANA社長に聞く国際線の展望

新型コロナ感染拡大による大幅減便から徐々に復調を見せる国際線航空便。ANAの井上社長はどのような未来を描いているのでしょうか。A380の全機復活や羽田の第2ターミナル全面再開の予定など、その状況を聞きました。

「ホヌ」3号機就航&羽田T2国際線エリア再開のポイントは?

「フライングホヌ」3号機を就航させるポイントについて井上社長は、次のように説明します。

「3号機は、お客様にお乗りいただけるなら出すといった状況で、需要がポイントです。まだハワイ行きの需要は、完全に戻りきっていないところもあるので、それを待ちながらも、需要を喚起するいろんな仕掛けをしている途上にあると捉えていただければと思っています。ただ、だんだんと需要が上がっているところは間違いないといえるでしょう」

「私が申しあげるのもなんですが、『フライングホヌ』は、ホノルルに飛べなかったなかでも遊覧飛行や地上駐機をしたままレストランとするイベントなどの要望があがり、それを実現するなど、独特のニーズをもつ機体でもありました。この強みを生かして、早く3機フル稼働で投入することで、いろんなことができると思います。他の機体との差別化はできていると思うので、うまく使っていきたいなと思います」

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ANAのエアバスA380「フライングホヌ」3号機(乗りものニュース編集部撮影)。

 また、コロナ禍が襲ったことにより、羽田空港発着の国際線にも影響が出ています。

 現在同空港では、2020年3月に供用開始した第2ターミナル国際線エリアをオープンからわずか約2週間で一時閉鎖。このエリアはANA国際線航空便のために作られたものですが、現在も再オープンの予定は発表されていません。その再開のキーポイントは井上社長は次のように説明します。

「羽田空港第2ターミナルの国際線エリアの復活のカギは、需要の回復です。国際線の便数は増えてきてはいますが、19年比で見ると(旅客の)戻り方は4割で、そのうちの半分の2割は日本発着ではなく、東南アジアと北米の三国間流動の乗り継ぎの方が占めています。つまり、まだ2割しか戻っていないのです。ここの再開を議論をするのはまだ早い状況で、まず、日本発着の需要が増やすことがまず最初の課題です」

【写真特集】未踏の「A380」3号機&ほぼ未踏の「羽田T2国際線エリア」の内部とは

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