なんでこんなに高いところにホームが? 埼京線「北戸田駅」 市民の足腰を鍛える階段ができたワケ
階段の数はなんと126段!
異様に高い北戸田駅には当初、改札口からホームまで続く階段はなくエスカレーターのみでしたが、2014年4月に階段が設置されます。「階段健脚コースChallenge126」と案内がある通り階段の数は126段。これは、かつて日本一の高架駅と呼ばれ2018年に廃止された三江線の宇都井駅(島根県)の116段よりも多い数で、登ると良い運動になりそうです。
なお、この階段はもちろん観光目的ではなく、ラッシュ時にエスカレーターで人が渋滞することを緩和する狙いで作られたそうです。実は、北戸田駅は近隣に工場や高校があり、住宅街も整備されていることから、埼京線の普通列車だけが停車する駅の中では最多の利用者数を誇ります。
見晴らしのよいホームに立つと、北戸田駅がかなり高い位置にあるのがわかります。さらに、外環道の交差部にかけてさらに線路が高くなるため、列車が急勾配を進む姿も、駅の高さを感じさせます。上り線側では東北新幹線と並走する姿も見られるほか、晴れた日には都心や富士山も一望できるそうです。
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Writer: 斎藤雅道(ライター/編集者)
ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。
新幹線と並走しているのは下り線(大宮方面行き)では?
「外環道を跨ぎ越すため」だけでは、説明不足です。じゃ、なんで新幹線は低いの?って。
高架は低いほうが建設費も維持費も安い。
だから、外環道をギリギリ跨ぎ越すよう、山なりの勾配にしたい。もともとその予定だった。
が、あとから北戸田駅建設が決まり、その設置箇所が外環道南側の勾配にかかってしまうことが問題に。
安全のため、駅はなるべく水平なところに設置する決まりがある。
だから、北戸田駅のところだけ、外環道を跨ぎ越す高さのままで作った。
駅のない新幹線までそうする必要はないので、外環道を頂点とする山なりの勾配のまま。結果、新幹線と埼京線と高低差ができた。
私たちのような鉄オタがパンツを覗くために欠かせないものなんですよ