宇宙戦メインの『ガンダム』に潜水艦って必要? 宇宙国家ジオンが水陸両用兵器を欲したワケ

人気アニメ『機動戦士ガンダム』では「ゴッグ」「ズゴック」「アッガイ」といった水陸両用MSだけでなく、水中戦用MA「グラブロ」、さらには潜水艦まで登場します。ジオンは宇宙国家なのに、なぜ水中兵器を開発したのでしょうか。

ジオンが潜水艦や水陸両用兵器を揃えたもっともな理由

 なお、参考までに現実世界でアメリカ製の最新ステルス戦闘機F35は2000年に概念実証機(X-35)が初飛行し、そこから量産機が初期作戦能力を獲得するまでに15年かかっています。

 そこで筆者としては、実は以下のような流れだったのではないかと考えます。

「戦争終了後の統治を考えて、元々水中用兵器を試作・開発していたが、急きょ核兵器を使わない作戦を前提とした、改設計をした」

「連邦軍のU型潜水艦などの設計図は、スパイなどで入手していたので、潜水艦へのMS搭載改装設計は終わっていた。だからU型潜水艦を鹵獲後、速やかに改装した」

「地球連邦軍の次期主力大型潜水艦の設計図も入手しており、それにMSやMA(モビルアーマー)搭載を可能とする改設計も終了していた。だから、建造中の新型潜水艦を鹵獲し、速やかにマッドアングラー級として建造した。なお、MA「グラブロ」開発の設計資料とするために、形状もMA的なデザインに改めた」

 重ねて申し上げますが、これはあくまでも筆者の私見です。しかし史実を元にこういった推察をしていくと、フィクションとはいえ『機動戦士ガンダム』の世界感は無限大に奥行きを広げていきます。こういった点が、また『ガンダム』の面白いところではあると言えるでしょう。

【了】

【きっとジオンも用意していたハズ】潜水艦運用するなら必須の深海救難艇

Writer:

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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