冬タイヤもバッテリー交換も「家まで出張」サービスに依頼急増 車両トラブルなぜ増えている

急な故障、バッテリー交換にも対応

 一方、同社ではバッテリーなどの交換の依頼も増えていると言います。

「半導体不足などの影響で新車購入を控えて、中古車に乗り続けるドライバーが増えているのかもしれません」(赤尾担当部長)

 外出制限のない2022年は、猛暑の夏にも、こうした依頼が増えたそうです。7月の修理件数は前年と比べ、バッテリーで46.3%、オルタネーター(発電機)で145.8%も増加。 「特に3年ぶりの行動制限解除、旅行割などの影響でドライブ志向が増したことが大きい」(前同)といいます。

 バッテリーやオルタネーターの交換は、車検証に記載された型式や車両番号を電話や画像のメール送信で伝えることで、その車種に適合した部品を準備します。料金は修理代金+出張費で、依頼時に修理代金をあらかじめ確定。最短、即日~1日程度で作業を行うように努めているそうです。

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経年車は電気系統のトラブルも多い傾向。写真はイメージ(画像:Seibii)。

 また、交換の判断がドライバーではできない場合、整備士が車両を確認した後に部品を取り寄せることも可能だといいます。

 高速道路のSA・PAなどでの依頼も可能だそう。同社では応急修理ではなく、指定の場所で整備を完了させることが基本なので、レッカーで修理工場へ運ぶのも必要最小限にとどめることができそうです。ただし公道上での修理依頼は例外で、そこはロードサービスと異なります。駐車場など道路外の安全が確保できるスペースに、作業は限られます。

 修理費用のほかに整備士の出張費用などが加算されますが、ドライバー自身の手間を減らしたいと考える自動車ユーザーに望まれる新しい関連サービスとして関心を集めています。

【了】

【冬タイヤ全っ然履いてない!】首都圏と長野の冬タイヤ装着率を比較(事故るわけだ…)

Writer: 中島みなみ(記者)

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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コメント

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3件のコメント

  1. 指摘で申し訳ありませんが、画像のリンクの部分に、「首都圏と長野の冬タイヤ装着率の比較」との記述がありますが、それに関係する画像がありません。

    • ご指摘ありがとうございます。画像を追加いたしました。

  2. 東京に住んでますが、今までは夏タイヤと冬タイヤの併用で、車も四駆の寒冷地仕様でした…
    給与も、減ってしまいオールシーズンタイヤで2輪駆で、なかなか厳しい冬に、なるかと思います。