東京イチ狭い? 車幅1.7m制限の「バス路線」とは 「何とか通してほしい」住民の声

東京では狭い住宅街をゆくバス路線が多くありますが、なかには、極めて狭い車幅制限1.7mの道路を特例的に通るものもあります。小型バスでも運行が難しい狭隘な住宅街を行くバスは、住民の強い要望によって誕生したものです。

車幅制限1.7mの標識に「コミュニティバス除く」

 小金井市の中央線より南側は、野川が形成した国分寺崖線、地元で “はけ”と呼ばれる急坂の地形が特徴で、CoCoバスminiはその“坂下”と呼ばれる地域を循環しています。駅まで比較的近いうえ、近くに一般的なバス路線もあるものの、それらを利用するには急坂を上らなくてはなりません。

「坂下地域は住宅街のため商店などもありません。地域の高齢化が進むなか、『なんとかバスを通してほしい』という強い要望から生まれました」(市交通対策課)

 1.7m車幅制限のルートも警察と協議したうえで許可を取り付け、2008(平成20)年にハイエースのコミュニティバスとして野川・七軒家循環が誕生。主に、住民の生活の足として利用されているそうです。

 日中およそ30分間隔で運行されていますが、立席乗車が不可のため、旅客定員はポンチョの3分の1以下と少なく、積み残しも発生している状況だそうです。2021年に車両を入れ替え、定員を10人から12人に増やしたことで多少は改善されたとか。

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ポンチョで運行されるCoCoバス(乗りものニュース編集部撮影)。

 CoCoバスは現在、各路線のルート変更を含む再編計画が練られていますが、野川・七軒家循環は運行ルートがかなり限られることもあり、変更はないそうです。沿線には、戦後の人気洋画家、中村研一の邸宅にできた「中村研一記念小金井市立はけの森美術館」などもあり、周辺散策も楽しめます。

【了】

【きた!】車幅1.7m制限道路を通る「バス」(写真)

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