費用“3000億円” 老朽化する首都高「新たな更新計画」概略まとまる 財源は? どう変わる?

老朽化が進行する首都高の新たな更新計画、その概略がまとまりました。現在“造り替え”に相当する大規模な更新事業が約64kmで進んでいますが、さらに約22km追加、その事業費は約3000億円と概算されています。

財源どうする 値上げ?税金?

 では、3000億円もの財源をどうするか。今後は事業化の前に、このスキームが検討されていく見込みです。記者からは、「値上げですか?」といった質問も集中しました。

 2014年度から行われている現在の大規模更新事業では、国が道路法を改正し、首都高の料金徴収年限を延長(2050年→2065年)することで、6000億円以上に上る費用の財源を確保しています。今回の約22km分だけでなく、将来、さらに対象区間が増えていくことも見越さなければなりません。「どういった財源確保の方法が現在において一番適しているか、国にお願いをする時期」(前田社長)といいます。

 他の高速道路会社も同様に更新事業を進めており、国の審議会も、財源確保のため料金を“永続的に徴収”することを含めた検討を進めています。今後、何らか動きがあるかもしれません。

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会見する前田社長(中島洋平撮影)。

 現在大規模更新を進めている箇所では、1号羽田線の一部区間のように、完全に新しく造り替えているところもありますが、今回選定の22kmについては、「もとある構造物を活かす」が基本になる模様。「性能回復を基本に、コスト抑えて効率的、経済的な方法を選んだ」といいます。

 損傷がかなり進んでいる羽田トンネルも、上り線のみ、かつて使っていた「羽田可動橋」を活用した別ルートになるものの、トンネル自体は更新のうえ下り線として活用されます。

「もちろん更新とともに走りやすくするところもありますが、実際の光景が変わるのは一部」とのこと。あまり目につかないところを直していく箇所が多いものの、「いずれにせよ安心・安全には大きな効果があると思っている」ということです。

【了】

【ボロボロだ…】首都高の新たな「更新計画」画像で見る

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