ぜんぶ破壊的フォルム! 22年に世に出た「新型航空機」が異形過ぎた件 ホントに飛んだものも

世界各国で、社会的な課題を解決するような新型航空機の開発がトレンドとなるなか、2022年、いくつかの機体に大きな動きや進展が見られました。これらの機体はいずれも“異形”といえる革新的な設計が施されていました。

民間機は「エイ」「ヒラメ」「翼付きの魚」!

●民間機の老舗メーカーは「エイみたいなビジネスジェット」案を公開

 カナダの航空機メーカー、ボンバルディアが「エコジェット研究プロジェクト」と銘打った新たな研究を進めています。この技術検証の一環として9月、これまでとは全く異なった形状のビジネス・ジェットの設計案「エコジェット」が公開されています。

「エコジェット」のデザイン案は、主翼を胴体と一体化させた「ブレンデッドウィングボディ(Blended Wing Body/全翼機)」に近い形状を採用。胴体はこれまでのジェット機よりも平べったい設計となっており、そのルックスは「エイ」や「ヒラメ」にたとえられるようなものとなっています。なお、エンジンは胴体後方上部に2基設置されています。

 この研究はボンバルディアの低炭素・脱炭素社会実現への取り組みの一環で、空力と推進力を改善させることによって、二酸化炭素排出量を最大50%改善できる可能性を持つとのこと。今後は、大学などの研究機関などとの提携を進め、プロトタイプ(試作機)を製作する方針し、実現可能性を模索する方針です。

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超大型水上飛行機「リバティー・リフター」のイメージ(画像:DARPA)。

●ホントに飛んだ!異形の「史上初の完全電気飛行機」

 スタートアップ企業Eviation社が手掛ける完全電気飛行機「アリス」が9月27日、初飛行に成功しました。

 同社は「アリス」を「史上初の完全電気飛行機」と称しています。電気を動力源とする飛行機は世界各国で開発競争が進んでいるなかで、「アリス」はそのなかでも先んじて実際にフライトしたモデルのひとつです。

「アリス」は翼の生えた魚やクジラのような、独特な形状をしています。旅客機としては9席を設置することができるとのこと。最大航続距離は815km(440海里)としています。推進装置は、胴体後部に装備された2発の電動プロペラで、二酸化炭素排出をゼロにできるほか、従来のエンジンより騒音を抑えられるとのことです。この機はすでに、地域航空会社や貨物航空会社からの受注を獲得しています。

※ ※ ※

 このほかにも近年、こういった異形の新型航空機の設計案は海外を中心に次々に生まれています。2023年はどのようなビックリルックスの機体が世に出るのかが注目されます。

【了】

【珍機の極み】マジで飛んでる!“翼の生えた魚”系飛行機などイッキ見!

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