ロシア製戦闘機「フランカー」日本初降臨 空自とインド空軍の共同訓練 かつての“仮想敵機”世界は変わった

航空自衛隊が保有するF-2およびF-15J戦闘機などと共同訓練を実施するために、インドからスホーイSu-30MKI戦闘機が飛来しました。スホーイ戦闘機が航空自衛隊の飛行場に着陸するのは初のケースだといいます。

対地・対空の両方に秀でたマルチロールファイター

 Su-30MKIはロシア製戦闘機として有名なSu-27「フランカー」をベースにしたインド空軍専用のモデルです。ちなみに型式に付く「MKI」の末尾「I」はインドの頭文字になります。

 本機は前後に座席があるふたり乗り、いわゆるタンデム複座の機体で、対地攻撃と対空戦闘の両方の任務が可能なマルチロール(多用途)機です。生産数はロシアからの輸入と、自国でのライセンス生産を合わせて272機にもなり、インド空軍においては主力級の戦闘機といえる存在です。

Large 20230110 01
百里基地司令兼第7航空団司令の石村尚久空将補(右手前)とインド空軍展開部隊指揮官のロヒト・カピール大佐(布留川 司撮影)。

 ベースになったSu-27「フランカー」は、ロシア空軍の現在の主力機でもあり、1980年代の東西冷戦期の頃から、日本が有事となった場合には航空自衛隊が実戦で相まみえる可能性が一番高い戦闘機でした。

 今回、「フランカー」系列の機体が日本に来ること自体が初めてのことですが、それがインド空軍の機体であること、そして冷戦以降の安全保障環境の変化によって、そのインドが安全保障上のパートナー的な存在となり、航空自衛隊との共同訓練目的で来日したというのは、近年の国際情勢の変化を如実に表すものであるといえるでしょう。

【了】

【激レアシーンかも!?】茨城・百里基地に姿見せたインド版「フランカー」ほか

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. 空自の作業服何回変更してもダサいな

  2. ワイ南部出身インド人、日本語しかしゃべれなくてアイデンティティ揺らぐ

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス