JRバス最高設備を堪能! 個室付き夜行「ドリームルリエ」 強気の値段でも満席
東京~大阪間には多数の夜行バスが運行されています。中でも2列シートの個室バスは2種類しかなく、そのひとつが最高設備「プレシャスクラス」を備えたJRバスの「ドリームルリエ」号です。どのような接客設備なのでしょうか。
値段はやや強気?
東京と大阪を結ぶ夜行バスの草分けは、1969(昭和44)年の東名高速道路全通と共に誕生した「ドリーム」号です。当初は国鉄バスのみでしたが、1980年代後半の規制緩和で民間バス会社が参入したことで、日本一競争が激しい区間となっています。
2023年1月現在、夜行バスで最高グレードである2列個室シートを備えたバスが複数運行されているのは、東京~大阪間だけです。それはJRバス「ドリームルリエ」号の「プレシャスクラス」と、関東バス・奈良交通の「ドリームスリーパー」です。
今回、筆者(安藤昌季:乗りものライター)は「ドリームルリエ」号に乗車しました。これは西日本ジェイアールバスとジェイアールバス関東の共同運行で、2017年から運行されています。なお、2018年に登場した2代目車両では、「プレシャスクラス」が4席から6席に増やされました。
ベース車両は日野自動車の「セレガ」で、追突被害軽減ブレーキシステムや衝突防止補助システム、ドライブレコーダーを備えたハイテク仕様です。
「ドリームルリエ」号は2クラス制。1+1列配置の「プレシャスクラス」が1万3000~1万8500円、1+2列配置の「アドバンスクラス」が1万~1万3500円です(いずれも東京~大阪間の通常運賃)。同じJRバスの「青春エコドリーム」号は最安4000円。また、同区間を新幹線自由席で移動すると1万3870円ですから、強気の運賃設定です。
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