JRバス最高設備を堪能! 個室付き夜行「ドリームルリエ」 強気の値段でも満席
東京~大阪間には多数の夜行バスが運行されています。中でも2列シートの個室バスは2種類しかなく、そのひとつが最高設備「プレシャスクラス」を備えたJRバスの「ドリームルリエ」号です。どのような接客設備なのでしょうか。
「アドバンスクラス」も取材
個室前方の壁には小さなネットとドリンクホルダーがあり、側窓の下の使いやすい位置にコンセントもあります。通路側の個室側壁にはフレシキブルアームの読書灯と、タブレットが載る程度の小さなテーブルも備わります。
惜しむらくはテーブルが小さく、安定性がやや悪いことです。個室内で食事をした際に、食べ物の置き場がありません。ほかの個室を備えたバスでは、個室の前壁に折り畳み式の大型テーブルを設けている例もあります。
アメニティは毛布、ウェットティッシュ、耳栓、アイマスクです。アイマスクが暖かいのは、とてもありがたいことです。総合すると「プレシャスクラス」はとても機能的な配置もあって、数ある個室バスでも最上位の快適性だと感じました。
![Large 20230122 01](https://trafficnews.jp/wp-content/uploads/2023/01/123777_ph3.jpg)
さて、車内後部にあるのが「アドバンスクラス」です。後日、ジェイアールバス関東の車庫を取材し、その際に座らせて頂きました。
座席幅は46.5cm、リクライニング角度148度と、「プレシャスクラス」よりやや狭いですが、背もたれと座面が連動するゆりかごのようなクレイドルシートは素晴らしい出来栄えで、無理なく眠ることができます。
座席以外の設備は「プレシャスクラス」と同等で、座席上など、荷物置き場も必要十分でした。プライベートカーテンも個室感があり、いわゆる「3列シート」のバスでは最高レベルの快適性だと思います。ただ、やむを得ませんが、窓側の席から通路に出るのは気を使う感じがあり、選べるなら通路側の席の方がいいかもしれません。
コメント