JRバス最高設備を堪能! 個室付き夜行「ドリームルリエ」 強気の値段でも満席

「アドバンスクラス」も取材

 個室前方の壁には小さなネットとドリンクホルダーがあり、側窓の下の使いやすい位置にコンセントもあります。通路側の個室側壁にはフレシキブルアームの読書灯と、タブレットが載る程度の小さなテーブルも備わります。

 惜しむらくはテーブルが小さく、安定性がやや悪いことです。個室内で食事をした際に、食べ物の置き場がありません。ほかの個室を備えたバスでは、個室の前壁に折り畳み式の大型テーブルを設けている例もあります。

 アメニティは毛布、ウェットティッシュ、耳栓、アイマスクです。アイマスクが暖かいのは、とてもありがたいことです。総合すると「プレシャスクラス」はとても機能的な配置もあって、数ある個室バスでも最上位の快適性だと感じました。

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「ドリームルリエ」号の「アドバンスクラス」(2022年12月、安藤昌季撮影)。

 さて、車内後部にあるのが「アドバンスクラス」です。後日、ジェイアールバス関東の車庫を取材し、その際に座らせて頂きました。

 座席幅は46.5cm、リクライニング角度148度と、「プレシャスクラス」よりやや狭いですが、背もたれと座面が連動するゆりかごのようなクレイドルシートは素晴らしい出来栄えで、無理なく眠ることができます。

 座席以外の設備は「プレシャスクラス」と同等で、座席上など、荷物置き場も必要十分でした。プライベートカーテンも個室感があり、いわゆる「3列シート」のバスでは最高レベルの快適性だと思います。ただ、やむを得ませんが、窓側の席から通路に出るのは気を使う感じがあり、選べるなら通路側の席の方がいいかもしれません。

【写真】「プレシャスクラス」「アドバンスクラス」の車内をたっぷり見る

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