JRバス最高設備を堪能! 個室付き夜行「ドリームルリエ」 強気の値段でも満席
夜間でもカーテンを開けられる 個室ならでは
なお、長距離バスですから、バスの後部にトイレも備わっています。ただ「アドバンスクラス」の通路が狭めなので、筆者は気兼ねして、SA・PAの休憩設備を利用しました。
個室バスの良いところは、夜間でもカーテンが開けられること。「プレシャスクラス」でも1番・2番個室は、側窓と座席の位置が合っており、景色が見やすいです。
バスは東京駅を出発したあと、バスタ新宿に立ち寄ります。10人ほどが乗車して、バスは満席となりました。バスタ新宿出発後、消灯されます。かなり真っ暗になるので、照明が必要なときは、手元の読書灯が便利です。
途中、高速道路上の2か所で休憩が入ります。場所はSA・PAの混雑状況次第のようです。気になったのが、出発前に運転手が個室のカーテンを少し開けて、戻っているかを確認していたこと。事前に確認しない旨が自動放送で流されたものの、運転手が放送で訂正していましたから、休憩場所で戻ってこない乗客がいたのだと思われます。こうしたイレギュラーなケースに対し、例えば「座席に一定以上の重量がかかっている場合には運転席のランプが点灯する」ような仕組みがあるとなお良いですね。
大阪駅には翌朝7時31分着の到着。「プレシャスクラス」利用で、ほとんど疲労は残りませんでした。
【了】
※一部修正しました(1月23日10時37分)。
Writer: 安藤昌季(乗りものライター)
ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロ イラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。
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