停車中に突然「プシュー!」トラックの"謎の爆音"なぜ起きるのか 大型車の怪力の証!?
「バスならではの音」も圧縮空気の音だった
圧縮空気によって動かす仕組みは、トラックやバスの他の様々な機構でも用いられています。
サイドブレーキ以外にも、フットブレーキにも圧縮空気が使われています。重量が普通自動車とは桁違いなため、大きな運動エネルギーを持つ車両を一気に止めるには、ブレーキのパワーもかなり強力なものが必要なのです。ペダルを踏むとコンプレッサーが作動し、空気が圧縮されるとともに、その圧力でタイヤを止める力がかかります。
この時、ブレーキを緩めるとその圧縮力が解放され、空気が逃げていきます。その際も「プシュ」という音が発生します。
今は少なくなりましたが、MT車でギアチェンジを行う際の「プシュン、プシュッ」という音も、バスの走行を象徴する音のひとつです。大型車ではシフトレバーが直接ギアボックスの動きに機械的に直結しているわけではなく、シフトレバーの動きに応じてギアが「遠隔操作」される仕組みです。そこでギアを動かしているのが圧縮空気なのです。
ほかにもドアの開閉や、ノンステップバスではお馴染みになった乗降時に車体がドア側へ傾く機構の作動時にも、圧縮空気が開放される「プシュー」音を聴くことができます。
【了】
2ページ目の本文4行目あたりに「ペダルを踏むとコンプレッサーが作動し」とありますが、ブレーキペダルを踏んでからコンプレッサーが作動したのではブレーキが間に合いませんよ。
コンプレッサーは「事前に」動作して空気を溜めておいて、ペダルを踏んだら溜めた空気を使ってブレーキを掛ける、が正しいですね。
ちなみに短時間に何度も踏み込みと解放を繰り返すと空気不足でブレーキが効かなくなります。
へー😮それは記事に有るようにブレーキが効きっぱなしになるってことですか?