「緊急着陸」鬼気迫る“機内”を体験 「非常ドア開けて!」その役を担う人とは? SJO訓練施設

旅客機で万が一、不時着時などが発生した場合、機内はどのような様子なのでしょうか。JALグループのLCC、スプリング・ジャパン協力のもと、そのときの様子を訓練施設で体験。その雰囲気は普段と全く異なるものでした。

「命令口調」飛び交う機内…「中国特化型LCC」ならではの工夫も?

 脱出の合図は、パイロットによる機内アナウンスです。数回「エバキュエーション(evacuation。退避せよの意味)」のアナウンスが機内で流れます。それと同時に、CAが非常口座席をチェック。その直後に旅客に指示をします。

「あなた!開けて!」――緊急時を想定していることもあり、普段私達が接する「丁寧な接客態度」とはうって変わって強い命令口調が発せられます。その指示を受け非常口座席に座る乗客は、自らの手でそのドアを開けます。

 非常口座席は足元が広いなどの理由から「勝ち席」とされていますが、緊急時にこの座席に座る乗客には、こうした作業のほかにも、さまざまな面で、CAの保安業務の援助をすることが求められます。同社のCAは「普段のフライトのときも、いつ・何が起きても対処できるよう、『援助者になっていただけるお客様』を探したうえで、万が一の際のイメージをしながら乗務に当たっています」と話します。

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スプリング・ジャパン機(乗りものニュース編集部撮影)。

 スプリング・ジャパンでは、中国路線特化型の日系LCCとしての工夫も見られます。「『シャウティング』と呼ばれる緊急脱出時などのお客様へのお声がけについては、日本語、英語に加えて、中国語での対応ができるようにしています」(スプリング・ジャパンの乗員訓練担当者)。

 また同社のCAは「スプリング・ジャパンは乗員間の仲がよく、『なにか気づいたらすぐに言える』コミュニケーションの取りやすさがあります。こうした小さなことから安全な運航をキープすることができるのかなと考えています」と、現場目線での強みについて話します。

【了】

【写真】ドアそんな開き方するんか! スプリング・ジャパンの「緊急着陸訓練」を徹底レポ

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国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。

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