伝説の「世界一セクシーな航空会社」とは あの「フーターズ」が運営…実はキワドい以外も超優秀!?
実は「セクシー」だけじゃない「フーターズエア」の凄さ
フーターズ エアは、いわゆるLCC(格安航空会社)に分類されます。航空券は開設当時、100ドル(当時のレートで1万1740円)程度からと低く抑えられていました。
しかしフーターズ エアの座席の前後間隔(シートピッチ)は約86cmを確保していたといいます。たとえば2023年現在、日本で国内線を運航するLCCの前後間隔は71cmが標準的で、フルサービスキャリアの国内線仕様機でも80cm弱とされているなか、フーターズ エアのそれはいずれも上回る広々とした座席を採用していたと記録されています。
ちなみに、ANA(全日空)のホノルル線に投入されている超大型旅客機「フライングホヌ」のエコノミークラスが、フーターズ エアと同等の「86cmの前後間隔」であることが公表されています。
また、アメリカ国内線のみのLCCでありながら、無料のコーヒー、ジュース、ソフトドリンク、水のサービスもあり、多くの路線で機内食が無料提供されていたとも。フーターズ ガールが応対してくれるだけでなく、そうした意味でもコストパフォーマンスの高い航空会社だったといえるでしょう。
ただ先述のとおり、フーターズ エアが実際に路線を運航していたのは3年と、その活躍期間は短いものでした。撤退した理由は、アメリカの航空会社間の競争に勝つことができなかったことや、燃料の高騰などとされています。
【了】
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