“いわくつきの機種”なのになぜ? JAL・ANAら3社「ボーイング737MAX」相次ぎ導入決めたワケ

ANA、スカイマーク、そしてJALが相次ぎボーイング「737MAX」導入を決定。過去に2度の航空事故を起こし、各国の航空当局で運航停止措置が下されていた機種です。なぜこのような判断に至ったのでしょうか。

「足らない発注数」が示すJAL・ANAの戦略

 機材を737-800で統一していることから、他機に乗り換えると膨大な労力を必要とするスカイマークはさておき、JALとANAは運航再開後に無事故である737MAXの安全性は認めつつ、しっかりと他の案を考えている可能性もあるでしょう。それは、今回の発注機数にも現れています。

 JALは2022年3月時点で64機(グループ累計)、ANAは同時点で38機の737-800を保有していることを公開しています。その一方で、737MAXの発注数はJALが確定発注21機、ANAが確定発注20機、オプション10機の計30機と、全ての737-800を737MAXに更新すると考えると、明らかに足らないのです。

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ANAのボーイング737-8のイメージ(画像:ANA)。

 これはある意味、「万が一の際にはライバル機の導入・増備を含む別の案を考える」という冗長性を持った体制を整えているとも捉えることができます。ANAの担当者は「737-800をすべて737-8に更新すると考えると今回の発注分ではまかないきれない」とし、JALの赤坂社長も古い機齢の737-800を737MAXに置き換える方針としたうえ、「残りの737-800の後継機は複数の候補から選定していくことになると思います」と話しています。

 ただ、3社が導入した事実から分かる通り、安全性が引き続き担保されれば、737MAXは、3社にとって「最高の後継機」となる性能をもっていることは間違いなさそうです。

【了】

【なんじゃこりゃ】スカイマークだけが発注の「胴体超長い737MAX」

Writer:

国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。

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コメント

1件のコメント

  1. メーカーの整備不良で落っこちたということになっている事故のあともそのメーカーからのみ半世紀以上機体を買い続けるぐらいなんだからなにも不思議はない

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