歩道へ締め出された高速バス客 東京駅「鍛冶橋駐車場」入場規制 取材進めると「解除」
バスの車道乗降やめたら、バス利用者が歩道に出された
この入場制限で多くのバス利用者が歩道待ちをしていることについて、公社を管理する立場の東京都は「警察が対応する道路交通法の問題」と、突き放しました。
また、旅客輸送事業者を管理する国土交通省自動車局も「入場制限をするのは乗り場の管理者の判断ではないか」(旅客課)と、直接的な介入を避けました。バス利用者が夜中に歩道で待たされることに対して、誰も疑問に思わなかったのです。
このように高速バス利用者が歩道で待つのは、すでに当たり前のことではありません。鍛冶橋駐車場を利用するバス会社でも、バスタ新宿やバスターミナル東京八重洲から出発するバスであれば、利用者が歩道で待つことはありません。歩道で高速バスを待つのは、時代遅れになりつつあります。
2012年7月、国土交通省は関越自動車道で発生した高速ツアーバス事故の反省から「新高速乗合バス」制度を新設しました。それまであった、旅行会社が企画する「高速ツアーバス」は、旅行会社が利益を最大化し、バス事業者が安全対策を軽視する。結果、安全運行の責任所在がうやむやになり事故が起きやすい、という反省に立った新制度でした。
10年前には当たり前だった車道にツアーバスがずらりと並び、歩道でバス待ちする光景がなくなったのは、この新制度が厳格に運用するようになったためです。
入場制限は「感染対策」なのか「安全対策」なのか
高速ツアーバスから高速乗合バスへ移行したバス事業者も、自社が停留所を定め、経路を定めた運行計画を国へ提出し、安全管理を自社で徹底することが求められました。
ただ、高速乗合バスには季節変動があり、需要に合わせて便数を調整するため、鍛冶橋駐車場のような“調整弁”が必要です。反面、バスタ新宿や建設途中のバスターミナル東京八重洲は発着枠に限界があり、今後も鍛冶橋駐車場のような代替施設は必要不可欠です。
こうした背景の中で、バス利用者の入場制限は進められました。取材を進める中で3月中旬に突然、入場制限は撤廃されました。この理由を公社は「コロナの感染対策が緩和されたため」(管理課長)としましたが、本当に入場制限は感染対策だったのでしょうか。当初、担当者が説明するように安全対策のためだとすれば、乗降の安全が確保される対策が必要になります。しかし、駐車場という暫定的なバス乗り場は、バスターミナルのように管理責任の所在がはっきりしません。
現在、鍛冶橋駐車場周辺には、こんな看板が掲出されています。
《この付近には立ち止まらずにお進みください》
《撮影禁止 場内での撮影はご遠慮ください》》
【了】
Writer: 中島みなみ(記者)
1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。
ルールを守るのは当然じゃないの?
駐車場は駐車場であって、乗客待合所ではない。
だから、
旧ツアーバス事業者は信用ならないというのを表した記事。
はっきり書けないから、奥歯にものが引っ掛かった感じがするけど。
駐車場を借りて一時的にバス発着所にしているだけで、
その場所の運用を決めるのは貸す側にある。
そもそも、間借りしているだけなので、
駐車場の中には待合所も何もないし、
そもそも駐車場内にあんな大きな荷物を持った人が
うろうろしていたら危険だと思う。
そもそもこの記事は何を言いたいのだろう?
え、ここ20分前からなんて周知されているし、場内は撮影禁止。それにココ元は駐車場だから何を言ってるんだ?
至近にJRバスターミナル、八重洲バスターミナルも開業し、乗合系も多く移行してるんだから、鍛治橋に拘らなきゃ良いと思うが…
全く何が言いたいのかわからない記事。
それなりのことは書いてあるが、何を訴えかけたいのだろうか?
みんな同じこと思ってたみたいで安心した。
歩道に人が溢れてて嫌みたいな事を言いたいのかな?
バス会社はなんとかしろって?
何が言いたいのかわからなくて、最後まで読んじゃったけど このサイトの記事は二度と表示しないようしようと思いました。