階段にケモノ道…通行困難な”酷道” 実は「あって当たり前」!? 国道なのにショボい道には「理由」があった

「国道」として国が管理する道路の中で、峠部分で「階段」「登山道」になっていて通行困難な区間、いわゆる”酷道”が存在します。なぜこんな道路が生まれたのでしょうか。

消えゆく運命にある"酷道"

 そうした通行困難な”酷道”には、トンネルや橋梁で立派な道路が少しずつ整備されていきました。日本の国道は徐々に、起点と終点をスムーズに移動できる、「本来めざした形」に近づいているのです。つまり”酷道”は本質的に、いずれはゼロになる運命にあります。

Large 20230430 01
廃道区間で分断された国道418号もバイパス整備が進む(画像:写真AC)。

 これまで”酷道愛好家”の中で親しまれてきた四国の「国道439号」や紀伊半島の奥地を行く「国道168号」も、改良やバイパス整備が各地で整備進行中。そのうち酷道の記憶も薄れていくかもしれません。

 完全に廃道と化していた岐阜県八百津町周辺の「国道418号」にも、壮大な橋梁とトンネルで山を一気に抜ける「丸山バイパス」が整備中。果てしない林道区間が続く福井・岐阜県境の「国道417号」には長大トンネルで山地をつらぬく「冠山峠道路」が今年度中の開通予定となっています。

 丸山バイパスは、「新丸山ダム」で沈む現道の付け替えとして一気に事業が進んだもの。冠山峠道路も、国道8号が寸断された際の代替路としての重要性を受けて、工事が進められることとなりました。道路予算には限りがあるため、重要度に優先順位をつけつつ、毎年各地で整備計画が新規事業化しています。

 少しずつ数を減らしていく”酷道”に対し、ひどい県道、称して”険道”もまだ各地に残っていますが、こちらも解消に向かいつつあります。

 国道を走っていると、脇道に木々にまぎれて小さな道路が分岐したり合流したりするのを目にすることがあります。それはかつて”酷道”として存在し、バイパスの完成を見届けて自然に還ろうとする道路なのかもしれません。

【了】

【ヤバイ】通れるの…? 「酷道」の恐るべき姿

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス