でっかいトラクターヘッド13年ぶりの新型は“驚くほど扱いやすく” 運転支援モリモリ UDクオン

揺れ抑える新型エアサスで積み荷にも優しく

「つなぐ」は新型モデルの一部のクラス(第5輪荷重16.0tと18.0t)に国内トラックメーカーとして初めてエアサスペンションを採用したことです。

 従来型サスペンションよりも揺れを抑える効果があり、走行時の積み荷への影響低減や、高い悪路走破性を実現。また、積み下ろし後の走行では乗り心地にも影響して、ドライバーや乗員の快適性にも繋がります。エアサスペンションの効果については、普段はトラクターに乗らない一般人でもその効果が体感できるレベルであり、新型モデルにおいてコンセプトとしてアピールするのはその効果に対するメーカーの自信の表れともいえるでしょう。

 以前から人材不足や長時間労働が問題になっていたトラック業界。その解決策は複雑であり簡単なことではありませんが、その第一歩として、ドライバーと関係企業が健全に活動を続けるには労働環境の改善が急務となっています。

 今回の「クオン GW 6x4」のコンセプトやアピールポイントは、運転する人々への配慮された部分が多く、メーカーとしてのドライバーに歩み寄った姿勢を感じさせてくれました。また、ビジネス的に見ても、業界に労働環境改善というニーズがあることは、今後のトラック業界の変化にとっても良い兆候ともいえるかもしれません。

【了】

【ダートも走りました!】キャビン内&20t貨物積載トレーラー引っ張る「クオン GW 6x4」を写真で見る

Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

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コメント

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1件のコメント

  1. トレーラーヘッドって変な和製英語だな、専門家が使うとは思えない