運転士がサングラス、ヘンですか? 鉄道からバスへ少しずつ拡大 “接客の壁”崩れるか

鉄道やバスの運転士にサングラス着用をOKとする動きが広がっています。欧米では当たり前の光景ですが、導入を躊躇するケースも。一方で運転士からは大好評のようです。

まだ当たり前ではない「サングラス姿の運転士」

 バスでも保護メガネの着用は広がっていますが、高速道路を運転する時間が長い高速バスが中心です。今回、両備バスは高速バスのみならず、街なかの一般路線バスや貸切バス、中国バスにおいてはスクールバスでも導入します。ただし、貸切バスは主催者が自社の場合のみになるとのこと。

「安全面を考慮すれば導入したほうがよいのですが、特に一般路線バスなどは、鉄道などよりも接客を伴う部分が多いので、(お客様から)どう思われるかなどと心配し躊躇していました」(両備グループ プロモーション広報部)

 貸切バスでの使用が自社開催の場合のみなのも、サングラス着用がまだ一般的ではないことを考慮したものだそう。日本でバス運転士という職業は、“接客業”のとしての側面も大きいことから、海外のようにサングラス姿が当たり前になるまでには、まだ壁がありそうです。

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タレックスの偏光レンズ使用のサングラスは、JR東日本商事、JR西日本商事でも取り扱っている(画像:タレックス)。

 ちなみに、両備グループで鉄道とバスとで保護メガネの効果に違いがあるかと聞いたところ、「鉄道や高速バスの場合は、走行する方向が比較的一定なことが多く、場合によっては、ずっとまぶしいことがあります。一般路線バスは(右左折も多く)まぶしい場面とそうでない場面がありますが、それはそれでキツイものです」ということでした。

【了】

【けっこう種類ある!】運転士用サングラス&着用例(写真で見る)

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コメント

5件のコメント

  1. メガネ着用の運転手の人はクリップオンサングラスを装着しているのですかね?

    これなら接客時はサングラスのレンズを跳ね上げれば済むので、むしろメガネ非着用の人も、伊達メガネ+クリップオンサングラスにすると良いかもですね。

    • それなら必要に応じて下ろしたり跳ね上げたりできるし、乗客の乗り降りのときには上げれば目が見えるので文句言う人は少ないかも。

      それでもクレーム入れるような人は、なぜサングラスを掛けているのかすら想像もできないほど思考が残念な人ですね。

  2. ヤンキーに見えるので怖くて乗られなくなります。ドライバーは目を犠牲にして業務にあたるべきと思います。ドライバー魂をみせて頂きたい。

    • プロだから、目を守る必要があるんです。

    • 安全より見栄え優先なら、サングラス運転手のバスに乗らないで下さい!